アストラム延伸、西広島で複数案を検討

 広島市はアストラムライン延伸の検討状況を明らかにしました。

 まず、延伸方面については西広島ルート、新井口ルート、五日市ルートの3案で検討していましたが、国の事業許可の可能性、事業成立性の観点から西広島ルートに絞り込み、さらに西広島ルートでの複数案について検討を進めています。

 西広島ルートでは、①五月ヶ丘団地~石内東開発地~己斐中央線~西広島駅(6駅=7.1㎞)、②五月ケ丘団地~石内東開発地~もみじケ丘団地~高須台団地~西広島駅(6駅=7.0㎞)、③草津沼田線~己斐中央線~西広島駅(現行計画ルート5駅=6.2㎞)の3案で比較。それによると、
 将来利用者数(2030年時点)=①15,200人、②15,100人、③12,200人。
 事業費=①570億円、②565億円、③575億円。
 市の財政負担=①355億円、②346億円、③420億円。
 急こう配区間=①6.5%、②8.0%、③4.5%
 広域公園前駅~西広島駅間の所要時間=①14分、②16分、③12分

 己斐地区のまちづくりへの貢献については①のルートが「開発ポテンシャルが向上し、土地の有効利用等が期待できる」、②のルートが「駅周辺の開発を促進するという点で①に劣る」、③のルートが「開発ポテンシャルが向上し、土地の有効利用等が期待できる」、などとの検討結果となっています。

アストラム延伸では西広島ルートで複数案を検討しています

アストラム延伸では西広島ルートで複数案を検討しています