42年ぶりの出来事

  実に42年ぶりだそうです。

 秋葉市長は第1回定例会での予算修正に拒否権を発動して再議に付しました。再議についてはあらかじめ知ってはいましたが、実際に経験したことは、当然のことではありますが、はじめてです。

 私は、基本的に、市長が提案した議案のすべてを受け入れなければならないとは思っていません。修正する必要があると思えば修正すべきです。市長と議会は緊張関係が求められますし、緊張関係の中でお互いが切磋琢磨してよりよい市政が実現できるものと思います。

 議会が修正したものをすべて再議に付すというのは少し乱暴な話でしょうが、議会での修正や否決、市長の再議など、あらゆる方法を駆使することによって緊張関係が高まり、広島市政が活性化されれば市民にとって大きな利益になります。

 今後、議会基本条例をはじめとして活力ある議会にしていくための議論が進んできます。民主党政権でも「地方主権」という言葉を使っています。「地方分権」ではなく「地方主権」という言葉に改めて地方の時代の重要性と責任の大きさを感じます。