旧市民球場跡地活用が動き出します

 6月議会で旧広島市民球場条例の廃止が可決され、ようやくにぎわいの創出ができることになりました。市当局が提案していたのは8月1日をもって廃止するというものでしたが、夏休みの子どもたちにも利用できるように9月1日に修正しました。
 確かに、旧市民球場は広島市の復興のシンボルとも言えます。初優勝した時をはじめ、多くの感動を共にしてきました。市民の心に永遠に残り続けることでしょう。

 しかし、感動は新たな球場に引き継がれていきます。だれもが行ってみたくなるすばらしい球場ができあがり、既に新しい感動の渦が巻き起こっています。旧市民球場は老朽化も激しく、維持するだけでも年間6000万円は必要です。今後も利用するとすれば、耐震補強なども必要になってくるでしょう。当然に、管理する組織と人も必要です。また、膨大な空間を一部の人しか使うことができません。
 感動を与えてくれた球場ではありますが、新しい時代に、新しい形で、多くの人が集える新しい憩いの空間、にぎわいの場所として生まれ変わることが時代の要請なのではないでしょうか。

 今後は、大小様々なイベントを開くことができる市民広場、球場の一部を残した球場メモリアル、民間事業者が整備する森のパビリオンと折り鶴ホール、大型観光バスなどの駐車場、多目的グランド、そして、商工会議所の移転、ペデストリアンデッキによるバスセンターとの連絡などが整備されることになっています。

 旧市民球場のように市民から愛される場所になることを期待しています。

旧広島市民球場跡地整備(平面図)

旧広島市民球場跡地整備の平面図

 

森のパビリオン付近のイメージ

森のパビリオン付近のイメージ