第3回定例会(2011年6月17日~30日)

  第3回定例会が6月17日から30日にかけて開かれ、2人の副市長、1人の教育委員の指名に同意したほか、総額9億1983万円の補正予算を可決しました。

 副市長についてはこれまで、三宅、米神の両副市長がいましたが、任期満了等で交代させ、新たに佐々木敦朗、荒本徹哉氏が副市長になりました。佐々木氏は自治省出身で公務員部長でした。また、荒本氏は広島市職員で、都市整備局長を務めていました。
 教育長については濱本氏を交代させ、新たに学校教育部長の尾形完治氏を教育長にするため教育委員に任命しました。

 補正予算については事務事業見直し検討委員会の予算(471万円)を削除した他、民間保育園整備費補助として5億8678万円、障害者自立支援法の一部改正に対応するために1億3341万円などとなっています。 

 また、意見書については市民連合が提案した「義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書」「原子力発電所の安全対策の確立及び放射線被ばくへの対応等に関する意見書」を採択しました。

  特別委員会については「大都市税財政対策等特別委員会」、「都市活力向上対策特別委員会」、「人にやさしいまちづくり特別委員会」の特別委員会を設置しました。 

 一方、6月議会終了の土壇場になって保守系会派が「議場に国旗及び市旗を掲揚する決議案」を提出。本来こうした案件は各派の代表者会議か、新たに設置した議会改革検討会議で議論すべきものですが、これらの手続きを無視し、唐突に提案・可決しました。議会内のルールを無視した暴挙で、禍根を残しました。

原子力発言所の安全対策や放射線被ばく者への対応を求める意見案の趣旨説明をする若林新三議員

原子力発電所の安全対策や放射線被ばく者への対応を求める意見案の主旨説明をする若林新三議員