都市魅力づくり対策特別委員会(11月19日)

都市魅力づくり特別委員会が11月19日に開かれ、観光関係の有識者として「JTB総合研究所」の主席研究員の中根裕さんと「じゃらんリサーチセンター」の中四国チームリーダーの舘博哉さんが観光振興についてそれぞれ2時間程度講演しました。この特別委員会は2016年6月に広島市の観光振興について政策提言をまとめるとともに、2017年6月にはスポーツ振興について政策提言をまとめることにしています。

中根裕さんは「都市観光と地域づくり」と題して講演。新しい旅の形として「団体」から「個人」に変わるとともに「観光地」ではなく「生活地」を求める傾向にあることを説明。エコツアーやグリーンツーリズムといった従来の旅の形式とは異なる新たな旅のニーズが高まっていると話されました。

舘博哉さんは「プロダクトアウトからマーケットインへ」と題して講演。観光分野においても、いわゆる「作り手」「売り手」の発想による商品やサービスをつくる「プロダクト・アウト型」から、「お客様」が望む商品やサービスを知り、それらを提供する「マーケット・イン型」の発想転換が必要だと強調されました。

特別委員会では観光関係の有識者から講演を受けました。

特別委員会では観光関係の有識者から講演を受けました。