広島市への観光客数は6年連続で過去最高(2016年)

 2016年の広島市の入込観光客数は1,261万1千人となり、対前年比で5.1%増えました。6年連続して過去最高を更新しました。

 その内、一般観光客については1,111万万2千人で4.5%増となりました。これはオバマ前米国大統領の訪問や原爆ドームと厳島神社の世界遺産登録20周年観光キャンペーンの実施、25年ぶりのリーグ優勝を達成し球団史上最多となる観客動員数を記録したカープ球団の人気も重なったものと思われます。 

 修学旅行生は32万3千人で3.6%減となりました。引き続き全国の学校や旅行会社に対する個別誘致活動が取り組まれてきました。昨年と比較すると1万2千人の減ですが、昨年開催された第23回世界スカウトジャンボリーの参加者2万5千人を除けば1万3千人増となっており、9年連続で30万人台の水準を確保しています。

 外国人観光客は、平和記念資料館が世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で外国人訪問者の満足度が高い日本の観光地として3年連続で第2位となったことや、国や県と連携して台湾、中国、フランス、タイに加えてアメリカ、オーストラリア、韓国、香港の8市場を重点取組市場としてプロモーション活動の展開等を進めた結果、14.3%増の117万6千人となりました

 宿泊者についても542万8千人となり、前年より12・5%の大幅増となっています。宿泊率(入込観光客に対する宿泊者の割合)も43%で、2・8%増となりました。

 観光消費額についても2297億となり、前年と比較して130億円、6%増えました。その内、外国人観光客については247億円で、5.1%増となりました。

広島平和記念資料館