中央市場と東部市場を統合して整備

 広島市は中央市場の建て替えを検討していましたが、19年3月に新中央市場建設の基本計画を策定しました。それによると老朽化が進んでいる中央市場と併せて東部市場も統合して整備することにしました。
 新中央市場の建設に向けて2017年4月から検討が進められていましたが、2018年3月の検討会には東部市場の関係事業者も検討会に参加していました。

 若林新三議員は、2017年12月の本会議の一般質問で新中央市場の建設に向けては、東部市場の取扱高も減少しており、建て替えに合わせて東部市場と統合して整備するほうが合理的であると提案していました。

 また、若林新三議員は、単なる建て替えに留まるのではなく、下関の唐戸市場のような観光客も気軽に訪れる施設にすることも併せて提案していました。これについても新中央市場建設の基本計画では、賑わい機能を導入することや見学者コースの設定も含まれています。

 新中央市場の施設規模は現状面積が135,500㎡であるのに対して、一部既存施設も活用して146,700㎡に拡げることにしています。駐車場は1600台分を立体化して平面駐車場と併用することにしています。

 整備スケジュールは、2019年度から基本設計を行い、2021年度から立体駐車場を皮切りに、青果、水産・花きの卸売場の他、関連棟を1棟整備することにしており、2030年代初頭にすべての施設の完成を見込んでいます。

新中央市場の施設配置案