20年度一般会計6564億円、全会計1兆2289億円(第1回定例会)

 2月14日から開かれた第1回定例会で、3月20日の本会議で採決が行われ2020年度の当初予算が決まりました。一般会計は6563億7261万円(2.0%減)、全会計では1兆2288億6904万円(1.1%減)。

  一般会計の当初予算規模は対前年度比2.0%の減で、借金を返済するための公債費が177億円減になったことから昨年より137億円減額となっています。

 若林新三議員は、本会議での総括質問(2月20日)を行った他、予算特別委員会では文教関係(3月9日)と厚生関係(3月16日)で諸課題について取り上げました。

3月9日に行われた予算特別委員会

  一般会計歳出を目的別分類で見ると、福祉サービスの提供(民生費)が2107億円(0.7%増)、道路・市街地整備、交通等(土木費)が987億円(1.1%増)、教育の充実(教育費)965億円(0.5%増)、借入金返済(公債費)が643億円(21.6%減)、保健・医療や環境対策(衛生費)が693 億円(2.7%増)、市民参加や平和の推進等(総務費)478億円(3.4%増)、地域経済の振興等(商工費)が175億円(16.5%減)、などとなっています。   

  特別会計は、国民健康保険が1091億円(4.8%減)、介護保険が992億円(3.7%増)、後期高齢者医療が155億円(6.3%増)、競輪が178億円(17.6%増)など、総額は4241億円(0.1%減)。

 企業会計は、下水道事業が1044億円(0.5%増)、水道事業が417億円(0.5%減)、安芸市民病院事業が23億円(4.7%減)など、総額は1484億円(0.1%増)。 (( )内は前年度当初予算比。)

 今回の定例会は、当初2月14日から3月26日までの日程でしたが、広島市でも新型コロナウイルスの患者が発症したことから、その対応を行うため議会日程も変更し、3月20日に議案を議決しました。

 なお、広島市立大学と市立病院機構(広島市民病院、舟入市民病院、リハビリテーション病院、安佐市民病院)は地方独立行政法人のため予算等は議会にはかかりません。