21年度一般会計6837億円、全会計1兆2681億円(第1回定例会)

 2月15日から開かれた第1回定例会で、3月25日の本会議で採決が行われ2021年度の当初予算が決まりました。一般会計は6837億2457万円(4.2%増)、全会計では1兆2681億766万円(3.2%増)。

  一般会計の当初予算規模は対前年度比4.2%の増となりました。主な要因は、借金を返済するための公債費が128億円増えたことや事業の進捗に伴う普通建設事業費の増などによるもので、20年度と比較して274憶円の増となりました。

 若林新三議員は、予算特別委員会の文教関係(3月3日)と建設関係(3月9日)で諸課題について取り上げました。

  一般会計歳出を性質別分類で見ると、職員等の人件費が1443憶円(0.8%減)、福祉関係の扶助費が1441憶円(0.7%減)、借金返済の公債費が769憶円(20.0%増)で、3項目を合わせた義務的経費総額は3653憶円(3.0%増)となりました。

 一方、道路・橋りょう等建設事業関係の普通建設事業費は903憶円(14.4%増)、災害の復旧のための災害復旧事業費は29億円(54.6%減)で2項目を合わせた投資的経費は932憶円(9.2%増)となりました。

 その他の項目として、各種団体に補助する補助費等が678億円(5.4%増)、賃金・旅費・需用費など支出の効果が単年度で終わる物件費が661億円(1.8%増)、国民健康保険特別会計など他会計に支出する繰出金が534憶円(9.4%増)、市民の福祉増進に資するための貸付金が270億円(4.3%減)、などとなっています。 

 

  特別会計は、国民健康保険が1058億円(3.0%減)、介護保険が1013億円(2.2%増)、後期高齢者医療が160億円(3.1%増)、競輪が231億円(29.0%増)など、総額は4369億円(3.0%増)となりました。

 企業会計は、下水道事業が1039億円(0.5%減)、水道事業が411億円(1.3%減)、安芸市民病院事業が24億円(4.1%増)など、総額は1475億円(0.6%減)となりました。 (( )内は前年度当初予算比。)

 なお、広島市立大学と市立病院機構(広島市民病院、舟入市民病院、リハビリテーション病院、安佐市民病院)は地方独立行政法人のため市議会による予算等の審査は行いません。

建設関係の審査で北部バス路線の再編等について取り上げる若林新三議員