10年12月議会で黒い雨降雨地域の拡大を求める意見書が採択されました。原爆投下後に爆心地から北西地域にかけて強い放射能を含んだ黒い雨が降ったとされ、第1種健康診断特例区域に指定されています。
この雨域については、現在指定されている場所よりももっと広い範囲で降ったことなどの証言がありましたが、国は「科学的、合理的根拠」が必要などとして見直しを拒んできました。
広島市は改めて08年に大規模な調査を行い、黒い雨を体験した者は心身健康面で大きな不安を感じていること、また、専門家の調査で、これまでの原爆由来と考えられるセシウム137が特例区域外でも検出されていることから、黒い雨降雨地域の拡大を10年7月に国に対して要望しています。
民主党政権では、広島市の要望を受けて専門家による調査を実施しています。