12月6日から16日にかけて第6回定例会が開かれ、13億4380万円の補正予算を可決した他、一部の公民館の指定管理者の指定や広島駅南北自由通路建設工事(109億7593万円)の契約締結を承認しました。補正予算の主なものは、昨年度の決算剰余金の一部を基金に積み立てるもので積立額は10億9500万円。
一般質問では、若林新三議員が①平和行政、②被爆者健康手帳の審査期間の短縮、③黒い雨降雨地域の拡大、④安佐市民病院の救急医療体制の充実と建替え、⑤高速5号線、⑥小学校へのAED設置、⑦福島に対する支援、について質問しました。
平和行政の推進については、5000を超える都市が参加している平和市長会議の運営の強化を求めました。
被爆者健康手帳の審査期間の短縮については、昨年も人員を大幅に増員していただいていますが、まだ1年以上経過していることから、短縮するよう求めたものです。
黒い雨降雨地域の拡大については、現在国で検討されていますが、市として地域拡大にむけてさらなる努力を求めました。
安佐市民病院については、これまで集中治療室のベッドを4床から8床に倍増したほか、医師や看護師を増員しています。急を要する心疾患、脳疾患の患者の受け入れについても拡大しており、充実が図られています。
また、具体的な建替えについて質したのに対して、12年度に建替えの基本的考え方、方向性を決めることを明らかにしました。
小学校へのAEDの設置については、小学校が生活避難場所になっているほか、スポーツを中心に地域の利用者が多いこと、市内全域に満遍なく学校があることなどから、小学校へのAEDの早期設置を求めたものです。これに対して教育委員会は「着実な整備に努める」と答えました。
また、15日に開かれた経済環境委員会では㈱広島市産業情報サービスの解散の報告に対して、6億円以上の債権放棄が含まれており、経営を悪化させた原因についてもっと詳細に報告するよう求めました。