広島市とJR西日本は2月1日、可部線を長井・荒下地区を含む河戸エリアまで電化延進することに合意しました。1994年に電化延進期成同盟会も発足、地元住民の粘り強い取り組みによってようやく本格的な事業に入ることになります。2009年の国による補助制度の創設が大きなステップとなりました。
延伸区間は可部駅から荒下県営住宅跡地までの1.6㎞。終点駅と中間駅の2つの駅を設置します。4両対応とするためそれぞれの駅のホームの長さは85m。これに合わせて可部駅のホームも改良することにしています。概算事業費は27億円を見込んでいます。
広島市は13年度予算に2億3403万円の事業費を盛り込み、2015年春の開業をめざします。
JR可部線は、可部~三段峡間が2003年に廃止されており、廃止された路線が復活するのは全国で初めてのこととなります。