広島市への観光客数は5年連続で過去最高(2015年)

 2015年の広島市の入込観光客数は1199万7千人となり、対前年比で3.0%増えました。5年連続して過去最高を更新しています。

 その内、一般観光客については1063万3千人で0,5%減となりました。2013年の「ひろしま菓子博」、2014年の「瀬戸内しまのわ2014年」などの取組が終了したことなどによるものと思われます。 

 修学旅行生は33万5千人で9.8%増。全国の学校や旅行会社に対する個別誘致活動などが功を奏しました。また、2015年7月から8月にかけて山口県で第23回世界スカウトジャンボリーが開かれ、その内2万5千人が平和記念資料館を訪れています。

 外国人観光客は、平和記念資料館が世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で外国人訪問者の満足度が高い(第2位)ことに加え、国や県と連携して台湾、中国、フランス等を対象にプロモーション活動の展開や、大型クルーズ船の寄港誘致などにより102万9千人となりました。前年度比37万2千人(56.6%増)と大幅に増え、はじめて100万人を超えました

 また、宿泊者についても482万3千人となり、前年より5.5%増となっています。宿泊率(入込観光客に対する宿泊者の割合)も40.2%で、はじめて4割を超えました。

 観光消費額についても2167億円となり、6.7%増えています。その内、外国人観光客については235億円で、前年比61.0%増と大きく伸びる結果となりました。

広島平和記念資料館

広島平和記念資料館