2月27日から3月21日にかけて開かれている2017年度の予算を審査する予算特別委員会で若林新三議員は、全国一のマンモス校になっている広島特別支援学校の分離開校、教職員の人件費等の県から市への移譲、学校事務センターの全市拡大、西風新都の事業用地取得等、JR可部線の10分間隔での運行とスピードアップ、高速4号線と山陽道の早期接続、ごみの減量化、地球温暖化対策の強化、などについて発言しました。
JR可部線の10分間隔での運行については、①上八木駅での行き違い施設の整備、②中島変電所の増強が必要。事業費は2008年度に行ったJR可部線活性化検討調査では8億円と試算しています。
また、広島駅までの所要時間を短縮すべきだと求めたのに対しては、新たに導入されている「レッドウイング」の性能を最大限発揮できれば短縮が可能であるとのJRの見通しを明らかにしました。そのためには、①すべての車両が新型の「レッドウイング」になること、②旧型車両の走行性能に合わせて設置されている踏切保安設備をより早く作動するように改良する、の2点が必要となっており、広島市もJRに対して働きかけていくことにしています。
高速4号線と山陽道との接続について質したのに対しては、市は速達性や事業費の面で優位となる山陽道に直結するルートを検討することを明らかにしました。
一方、文教関係では全国一のマンモス校となっている広島特別支援学校の分離開校について、早急に対応するよう求めました。教育委員会は今回設置する仮設校舎が2021年度まで対応可能であるとしつつもできるだけ早く整備したいと答えました。
また、新たな校舎を建設する場所については、時間の余裕もないことから現在地周辺で用地を確保するよう求めました。