新たなバスの都市循環線を2020年1月以降運行

 広島市は事業者と共同してバス路線の再編を進めていますが、都心では現在の「エキまちループ」に続いて、来年1月以降、大学病院や県病院、日赤病院などを経由する新たな都市循環線を運行する見通しとなりました。また、広島駅から広島港までの新しいバス路線も併せて運行します。
 通院や買い物等の利便性の向上をはかるもので、広島駅~段原中央~大学病院~旭町~県立広島大学~県病院~日赤病院~八丁堀~幟町~広島駅新幹線口を循環します。右回りと左回りがあり、10.3㎞を1日27便(平日、土・日)、昼間は20分間隔で運行します。運賃は190円均一(小学生100円)。

来年1月以降に実施見込みの都市循環線。運賃は190円(小学生100円)。

 また、広島駅から広島港までの「広島みなと新線」は、広島駅~大学病院~県立広島大学~広島港の新しいバス路線となり、都市計画道路・中広宇品線を通ります。平日は1日31便、土・日・祝日は1日25便の運行予定。運賃は広島駅~県立広島大学が190円、広島駅~広島港が230円となります。
 既存路線(宇品線)は利用者の需要に応じて減便を行い、再編実施後の利用状況を踏まえて各路線の便数を変更する予定となっています。

広島みなと新線の路線図。運賃は広島駅~県立広島大学が190円、広島駅~広島港が230円。

 今後は、郊外路線(西方面、北方面)のフィーダー化を取り組む予定で、乗継割引の拡充や待合環境の整備など行います。また、効率化によって生み出した車両等を使って郊外部の団地等サービスレベルの低い地域でのバス路線や広島港と他の交通拠点を結ぶバス路線等の新設も検討します。