今年度は、一転、決算を認定

  11月2日に2010年度の決算を認定するかどうかの臨時会が開かれました。昨年不適正な経理処理について激しく「詳細な調査をすべきだ」などと当局に迫った保守系の会派は、今回は一転し、昨年と同様の不適正な経理がみつかったにもかかわらず、決算を認定しました。市民連合は、昨年と同様の不適正な経理処理等が含まれていたことから昨年同様に認定に反対しました。

 一般会計は歳入が5868億7754万円(昨年比2.2%増)、歳出が5811億2141万円(同1.6%増)で、翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支は21億8838万円の黒字決算となりました。

 一般会計と特別会計の合計は、歳入が9429億2378万円、歳出が9357億4896万円、実質収支は35億9547万円の黒字になっています。

 また、水道事業会計では16億4499万円の純利益となった他、病院事業会計では昨年より赤字額が大幅に減少したものの6080万円の赤字となりました。この中で安佐市民病院は4億6507万円の黒字決算となりました。

臨時会で10年度決算の認定に反対の討論をする若林新三議員

臨時会で10年度決算の認定に反対の討論をする若林新三議員