アストラム、イオンまで段階整備

1224日に開かれた都市機能向上対策特別委員会で広島市当局は、アストラムラインの延伸で石内東の開発地に出店が予定されているイオン付近までの段階整備を検討していることを明らかにしました。延長は3.2Km、用地費15億円、工事費等190億円で205億円の事業費を見込んでいます。この区間の利用者は6000人と推測しています。また、部分開業に伴って営業利益は年17000万円との試算を示しました。

 これに対して若林新三議員は「(利点だけの数字を示すのではなく)投資効果がどうなっているか等の基本数字を示してほしい」と正確な情報の提示を求めました。その他各議員からも広島高速交通(株)の経営状態を勘案して対応すべきだなどの意見が出されました。

また、特別委員会では1999年に策定されたアストラムライン全体の整備計画の内、第3期に位置付けられていた東西線の白神社前交差点から広島駅までと南北線の白神社前交差点から広大跡地付近までの3.6Kmは投資効果が低いため計画を廃止することを明らかにしました。

アストラムライン延伸では石内東開発地のイオン付近までの段階整備を検討しています

アストラムライン延伸では石内東開発地のイオン付近までの段階整備を検討しています