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57億7,905万円を補正(第3回定例会)

2025年10月28日 火曜日

 9月11日から25日にかけて9月議会が開かれ57億7,905万円の補正予算を決めました。主には、西風新都の事業用地の売り払いに伴う開発事業特別会計への繰り出し。また、乗合バス事業の共同運営システムの構築や損害賠償請求事件に係る解決金などの予算も決めました。

   乗合バス事業の共同運営システムの構築については、乗合バスの自動運転の実現に向けた課題を整理するため、現在、可部中心部で運行されている可部循環バスの実証実験に要する経費4,065万円を補助するものです。

 また、損害賠償請求事件に係る解決金は、私立保育園の園児の死亡に係る損害賠償請求事件で、遺族に対し、4,000万円の解決金を支払うものです。

街路樹の再整備方針策定へ(都市活性化特別委員会)

2025年9月2日 火曜日

 9月1日に都市活性化対策特別委員会が開かれ、街路樹の再整備方針の策定や高陽地区での乗合バスの実証運行などについて、取組状況が報告されました。

 街路樹は景観の向上や環境保全、日陰ができるなどの大きな機能を持っている反面、植栽から相当の時間が経過し大木化しており、大量の落ち葉や根っこによる舗装の持ち上げ、歩道の有効幅員の減少などの課題も指摘されています。そのため25年度、26年度の2か年で街路樹の再整備方針を策定することになりました。

 また、高陽地区でのバスの実証運行では、都心に向かう直通便の一部をJR安芸矢口駅や大型商業施設を結ぶ地区内交通に切り替える実証実験を今年10月から12月にかけてオフピーク時(9自~16時)に行うというもの。現状、オフピーク時は都心方面に比べ地区内の移動需要が高いものの、終日、各団地から都心方面への直行運行となっているためです。

 若林新三議員は、街路樹の再整備にあたっては、有効幅員2m未満の街路樹は、安全な歩行を確保するため伐採の検討や、信号機が見えにくい場合の伐採など指摘しました。また、植え替える場合、落ち葉対策をしっかり検討するよう併せて求めました。

街路樹の再整備にあたっては落ち葉対策の検討を求める若林新三議員

広島駅2階に路面電車乗り入れ

2025年7月22日 火曜日

 今年3月に新しい広島駅ビルが完成していますが、8月3日から広島駅2階に路面電車が乗り入れます(駅前大橋ルート)。これに伴って、これまで使用していた駅前の電停は廃止されます。紙屋町方面とは4分短縮することが見込まれています。

 また、広島電鉄㈱の発表によると、朝のピーク時には紙屋町東までの5電停の内、3つを通過する快速便が設定されるということです。一層の時間短縮が実現できそうです。

 一方、広島駅南口の回遊性を高めるため、ペデストリアンデッキが整備されることになっていますが、現在、郵政ビル(広島JPビル)とCブロック(エキシティ・ヒロシマ)をつなぐデッキが完成しています。

 今後、Aブロック(エールエールA館)やBブロック(ビッグフロントひろしま)をつなぐペデストリアンデッキが整備されます。

広島駅2階に路面電車が乗り入れます(写真提供:広島市広報課)

駅前大橋ルートで中心部まで4分短縮されます(写真提供:広島市広報課)

ペデストリアンデッキでエキシティ・ヒロシマに接続(写真提供:広島市)

郵政ビル(広島JPビル)へもデッキで接続(写真提供:広島市)

広島高速道路の整備費150億円増などに同意(第2回定例会)

2025年7月7日 月曜日

 6月11日から26日にかけて第2回定例会が開かれ、6億2,331万円の補正予算を決めた他、広島高速道路の整備費を150億円増額する整備計画に同意、路面電車の駅前大橋線橋りょう新設工事(59億1,000万円増)や同軌道等新設工事(79億5,000万円増)など委託金限度額の変更契約について承認しました。いずれも資材価格や労務費の増などによるものです。
  一方、耐震化・老朽化対策が課題となっている青少年野外活動センター・こども村(安佐北区安佐町小河内)の再整備(安佐自然体験交流センター)のため2026年度から2030年度までの整備費等で限度額45億円の債務負担行為を設定しました。

  また、新たに八條範彦議長、碓井芳雄副議長を選出しました。

 若林新三議員は広島高速道路の整備の増額や広島道路公社の経営状況などについて建設委員会で質しました。

浅野文庫等施設(仮称)のイメージ

2025年6月26日 木曜日

 

 浅野家から寄贈を受けた資料である浅野文庫資料や、広島ゆかりの文学者の自筆原稿や所管等である広島文学資料、その他の貴重な古文書等の保存・継承や調査・研究、資料収集、展示、図書閲覧等を目的として浅野文庫等施設を整備することにしています。

 場所は中区上幟町、敷地面積は約1,900㎡。24年度・25年度で基本・実施設計、26年度から28年度まで新築工事を行い、29年度の開館を予定しています。

 施設は、軒下や格子が生み出す深い陰影などの「和」を感じる要素を取り入れる計画としています。

浅野文庫等施設のイメージ(南側)