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臨時財政対策債制度の廃止求める(決算特別委員会・総括質疑)

2023年10月10日 火曜日

 10月6日に開かれた2022年度の決算を審査する決算特別委員会の総括質疑で若林新三議員は①「世界に誇れる『まち』広島」人口ビジョン、②財政運営、臨時財政対策債の廃止、③事務・税財源の移譲と「特別市」の実現、の3点について質問しました。

 財政運営については、「広島市の財政状況は健全化の方向にある」と指摘はしましたが、本来、地方交付税で措置すべき財源を市の借金となる臨時財政対策債の発行に頼る制度となっているため、広島市の全体の借金が膨れ上がることになり、財政運営の支障になっていることから、臨時財政対策債制度の廃止を求めました。広島市も同様に考えており、国に対して制度の廃止を求めています。

 また、基礎自治体優先の原則のもと、住民がより良い行政サービスを受けられるよう「特別市」制度の実現も求めました。

「国道2号西広島バイパス都心部延伸」事業推進へ

2023年10月5日 木曜日

「国道2号西広島バイパス都心部延伸」事業について、住民説明会が開かれています。

 今回、整備を行う都心部延伸事業(延長2.3㎞)は新たに5か所の出入り口を設置し、現在の舟入の出口に集中している交通をデルタ内の各島へ分散させながら、円滑に流入させることにより、慢性的な交通渋滞の緩和を図るとともに、交通を高架部へ転換させることで騒音などの沿道環境の改善を図るものとしています。

 整備区間は西区観音本町1丁目から中区平野町までの2.3㎞。片側1車線の高架道路となります。事業費は約450億円、工事期間は7~8年を見込んでいます。

完成時のイメージ(市役所前交差点)
資料提供:国土交通省中国地方整備局

中央図書館等の不動産取得費等を可決(第4回定例会)

2023年9月29日 金曜日

 9月15日から9月28日にかけて第4回定例会が開かれ、37億4557万円の補正予算を決めた他、58億3318万円の債務負担行為を追加しました。また、高速5号線と高速2号線の連結路の整備費を30億円追加するとともに、整備期間の完成年度を4年延ばして2028年度とする整備計画の変更に同意しました。

 補正予算の主なものは、中央図書館等の移転整備が23億243万円、物価高騰対策関連で12億2,850万円などとなっています。中央図書館等の移転整備では、移転先となる広島駅前のエールエールA館の不動産取得費。さらに来年度は48億9,218万円の債務負担行為も設定しています。今年度と来年度合わせて71億9,462万円で8階、9階、10階のフロアーを買い取ることになります。

総務委員会で中央図書館等の移転整備について取り上げる若林新三議員

川の内線、桐原のバス通りは24年度整備完了見込み(安心社会づくり特別委員会)

2023年9月4日 月曜日

 9月1日に安全社会づくり特別委員会が開かれ、8.20豪雨災害の復旧事業や広島市健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21」(第3次)、高齢者施策推進プラン、子ども・子育て支援事業計画の策定スケジュールなどが報告されました。

 8.20豪雨災害復興まちづくりについて、若林新三議員は都市計画道路長束八木線(第6工区)や川の内線の整備、安佐北区可部町桐原のバス通りの拡幅整備などについての進捗状況を質しました。川の内線整備や桐原バス通りの拡幅整備は継続復興期間内に完了する見込みとなっています。

 2014年8月20日の集中豪雨による災害の復旧・復興を進めているもので、2019年度まで集中復興期間として整備し、2020年度から2024年度までを継続復興期間として整備を進めています。安佐北区内の都市計画道路高陽可部線(第3工区)や可部大毛寺線は既に整備が完了しています。

安心社会づくり特別委員会で8.20豪雨災害の復興状況について質す若林新三議員

新中央市場の整備イメージ

2023年8月29日 火曜日

 2023年8月に新中央市場を整備する事業者として五洋建設・東畑建築事務所共同企業体が選定されました。また、余剰地活用事業者は㈱シ―アールイーとなりました。

 事業費は518億5,853万円。

 今年9月に契約を締結し、10月以降、青果エリアから順次実施設計や施設整備に着手し、青果棟の完成は2027年度頃、全ての施設は2032年度の完成をめざします。中央市場の建替えに合わせて東部市場を統合します。

 中央市場は青果物、水産物、花き、建替えに合わせて統合する東部市場は青果物を扱っています。

 事業者から提案のあった施設イメージでは、草津漁港に面してにぎわい施設を含む関連棟や水産棟、中央部には青果棟と花き棟、さらに北側に余剰地活用施設が配置されるようになっています。

 中央市場の建替えに当たっては、若林新三議員が2017年12月に中央市場の建替えに合わせた東部市場との統合と、下関の唐戸市場のようなにぎわい施設を整備するよう提案していました。

事業者から提案のあった新中央市場の整備イメージ