しんちゃんのメモ

ペデストリアンデッキの延伸など基本方針(案)まとまる

2016年9月28日 水曜日

 広島市は広島駅周辺のペデストリアンデッキの整備など「歩行者ネットワーク計画」の基本方針(案)を16年9月に取りまとめました。今後、市民意見募集を行い、その結果を踏まえて基本方針を策定することになります。
 それによると、官民連携による歩行者専用ネットワークとして現在整備中の新幹線口ペデストリアンデッキに加えて二葉の里地区や南口広場のデッキ整備等を検討することにしています。

 官民連携による歩行者専用ネットワークとして次の取組が検討されます。

① 広島駅自由通路や新幹線口ペデストリアンデッキの整備(16年10月完成予定)
② 新幹線口のデッキの二葉の里地区2番街区及び4番街区への延伸
③ 二葉の里地区5番街区と若草町地区をつなぐデッキの整備
④ 広島駅前Aブロック(エールエールA館)、Bブロック(BIG FRONT ひろしま)、Cブロック(エキシティ広島)へのデッキ整備
⑤ 3層(2階レベル、地上レベル及び地下レベル)の歩行者専用ネットワーク間の上下移動の検討
⑥ 現存地下道の壁面改修など環境整備

 この基本方針(案)は9月28日に開かれた市議会建設委員会で報告されたもので、若林新三議員は新たに検討されるペデストリアンデッキに加えて、Cブロック再開発地区から東郵便局につなげるために広電の広島駅電停の上を越えるデッキ等について改めて検討するよう求めました。

広島駅周辺のペデストリアンデッキ等整備の基本方針が示されました。広島駅南口に加えて二葉の里地区への延伸も検討されます。

広島駅周辺のペデストリアンデッキ等整備の基本方針が示されました。広島駅南口に加えて二葉の里地区への延伸も検討されます。

 一方、広島駅から新たな人の流れを周辺に広げる歩行者ネットワークとして次の取組が検討されます。

① 縮景園や県立美術館をつなぐ歩行空間の整備(河岸緑地等)
② 京橋川オープンカフェをつなぐ歩行空間(駅西歩道橋の拡幅整備)
③ 西国街道をつなぐ歩行空間(路面電車の廃線敷を利用した歩道拡幅)
④ 広島市民球場をつなぐ歩行空間
⑤ 西国街道の歩行空間
⑥ 二葉の里地区と紙屋町・八丁堀をつなぐ歩行空間(駅西高架橋の側道再整備)
⑦ 東区役所をつなぐ歩行空間
⑧ 二葉の里地区と光町地区をつなぐ歩行空間

広島駅からの新たな人の流れをつくるための検討も並行して行われます。

広島駅からの新たな人の流れをつくるための検討も並行して行われます。

広島駅南口Bブロックに197.5mの再開発ビルが竣工

2016年9月7日 水曜日

 8月31日に広島駅南口Bブロック市街地再開発ビル(BIG FRONT ひろしま)が竣工しました。基本計画策定が1981年3月であるため、実現までに35年間かかったことになります。

 Bブロックの東棟は延べ床面積が35,215㎡で地下1階、地上10階建で、高さは46.79m。駐車場や店舗が入ります。西棟は地下2階、地上52階建で延べ床面積は89,451㎡、高さは197.50m。核テナントとして地下2階~地上3階にビックカメラが入ります。1階にはもみじ銀行やメガネのタナカなども入ります。4階は医療モール、5~6階に広島市総合福祉センター、7階は事務所フロアー、10~11階はホテル川島、12~52階は分譲マンションになります。総事業費は392億円。

 西棟は中国四国九州で最も高いビルになります。

8月31日に竣工したBブロック再開発ビル。西塔は197.5mで中四国、九州で最も高いビルになります。右側奥のビルはCブロック再開発ビル。

8月31日に竣工したBブロック再開発ビル。西塔は197.5mで中四国、九州で最も高いビルになります。右側奥のビルはCブロック再開発ビル。

原爆ドーム横に「おりづるタワー」が竣工

2016年7月7日 木曜日

 原爆ドームの横に改築中だった「おりづるタワー」が7月6日に竣工しました。12階と13階が展望台となっており、すぐ横の原爆ドームをはじめ、平和公園一帯を見渡すことができます。13階は3面がガラス張りで、中央部が盛り上がっているため、窓の付近でなくても眺望を楽しむことができます。展望台の入場料は大人1700円、中高生900円、小学生700円。

 1階は物産館で、広島の名物品を集めたセレクトショップ、飲食店で、平和公園を見学した人などが楽しむことができます。2階から11階は貸し会議室やオフィステナントとなります。

 高さ50mのガラス張りの壁面は、展望台から投かんしたおりづるで「おりづるの壁」ができるということです。観光客などが展望台でおりづるを折ったものを投かんします。

 また、1階から13階までスパイラルスロープができており、歩いて昇り降りもできます。観光客がくつろげる場所になりそうです。

原爆ドーム横に竣工したおりづるタワー

原爆ドーム横に竣工したおりづるタワー

おりづるタワーからは原爆ドームをはじめ、平和公園が一望できます。

おりづるタワーからは原爆ドームをはじめ、平和公園が一望できます。

広島市への観光客数は5年連続で過去最高(2015年)

2016年6月9日 木曜日

 2015年の広島市の入込観光客数は1199万7千人となり、対前年比で3.0%増えました。5年連続して過去最高を更新しています。

 その内、一般観光客については1063万3千人で0,5%減となりました。2013年の「ひろしま菓子博」、2014年の「瀬戸内しまのわ2014年」などの取組が終了したことなどによるものと思われます。 

 修学旅行生は33万5千人で9.8%増。全国の学校や旅行会社に対する個別誘致活動などが功を奏しました。また、2015年7月から8月にかけて山口県で第23回世界スカウトジャンボリーが開かれ、その内2万5千人が平和記念資料館を訪れています。

 外国人観光客は、平和記念資料館が世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で外国人訪問者の満足度が高い(第2位)ことに加え、国や県と連携して台湾、中国、フランス等を対象にプロモーション活動の展開や、大型クルーズ船の寄港誘致などにより102万9千人となりました。前年度比37万2千人(56.6%増)と大幅に増え、はじめて100万人を超えました

 また、宿泊者についても482万3千人となり、前年より5.5%増となっています。宿泊率(入込観光客に対する宿泊者の割合)も40.2%で、はじめて4割を超えました。

 観光消費額についても2167億円となり、6.7%増えています。その内、外国人観光客については235億円で、前年比61.0%増と大きく伸びる結果となりました。

広島平和記念資料館

広島平和記念資料館

広島市児童相談所、こども療育センターの建替計画

2016年6月7日 火曜日

 児童虐待などの相談を受け持つ児童相談所や、併設しているこども療育センターの施設が老朽化するとともに、狭隘化しているため現在地での建替えの整備計画が明らかになりました。

 計画地は現在地の東区光町2-15で、建物の規模は鉄筋コンクリート造り地上5階、地下1階、建築面積は6,300㎡、延べ床面積は約18,800㎡を予定しています。現在の建物面積が9,678㎡に対して約2倍の広さを確保することにしています。

児童相談所   (現在)1,256㎡⇒3,400
  相談・判定       775㎡⇒1,500㎡
  一時保護所       481㎡⇒1,900㎡ 

こども療育センター(現在)8,422㎡⇒13,900
  療育相談所       4,146㎡⇒5,900㎡
  児童発達支援センター  1,832㎡⇒4,600㎡
  (育成園、二葉園、山彦園
  情緒障害児短期治療施設 2,444㎡⇒3,400㎡
  (愛育園)

併設施設
  知的障害者更生相談所          約100㎡
  青少年総合相談センター(分室)     〃300㎡
  愛育園内小学校・中学校分級       〃200㎡
  適応指導教室              〃100㎡
  心身障害者福祉センターデイサービス機能 〃1,200㎡

屋外運動場、園庭  計3,700㎡

 駐車場は地下と地上で約120台(普通車110台、マイクロバス等10台)、駐輪場は約100台整備します。

 整備方法は、児童発達支援センター育成園と山彦園を仮移転させた後に現在地でのその他の施設機能を維持しながら既存建物を順次解体し、新棟を建設する段階的整備を予定。2017年度に仮移転施設整備にとりかかり、2021年度(南棟は2018年度末、北棟は2020年度内、中央棟は2021年度末)の完成をめざしています。

 概算事業費は117億円を見込んでいます。

基本計画書(概要版)