国、県、市は8.20豪雨災害の応急復旧の計画を公表しました。
それによると、安佐北区の桐原、三入南地区については応急復旧がほぼ完了。今後、本復旧にむけて検討します。
可部東地区については土砂の除去の他、大型土のうを設置するなどして応急復旧します。その後、本復旧を検討します。
広島市は広島駅南口再整備の基本方針を決めました。
再整備の基本方針では路面電車、バス、タクシーの必要規模確保を優先。路面電車については駅前大橋ルートとし、併せて循環ルートを整備することにしました。
また、南口周辺整備については、歩行者ネットワークとして2階レベルでAブロック(エール・エールA館)、Bブロック、Cブロック、広島東郵便局方面、広島駅自由通路方面を結ぶデッキを整備する方針。
廃止される路面電車の軌道敷は、歩道や自動車空間として活用することを検討。さらに、猿猴橋復元事業、河岸緑地の整備、猿猴橋通りの整備などを行うことにしています。
総事業費は155億円を見込み、路面電車のインフラ部(高架、軌道ブロック、電停、上屋等)は広島市、レール、架線、電気通信設備等のインフラ外は広電が整備します。整備時期は平成30年代半ばの完成をめざすとしています。
JR西日本は路面電車が2階部分で入れるよう駅ビルを建て替えます。
9月2日、広島市と広島県は新しいタイプの高等学校を新設することで合意しました。市、県がこれまで別々に設置している定時制・通信制課程を統合して共同でフレキシブルスクールに再編。平成30年(2018年)4月の開校を予定しています。
新しタイプの高校は単位制(74単位)によるフレキシブル課程とし、「平日登校コース」と「通信教育コース」を設けます。両コースの併修も可能で、授業も午前・午後・夜間の幅広い時間帯の中から選択できます。
学科は、生徒が進路などに応じて適切な教科・科目を選択できる「キャリアデザイン科」を設置。
入学定員は「平日登校コース」が240人、「通信教育コース」が400人。
新たな高校の新設に伴って、市立の大手町商業高校・広島工業高校の定時制、県立の国泰寺高校・観音高校・海田高校の定時制、県立西高校(通信制課程)は統合されます。
設置者は広島市とし、広島特別支援学校跡地(大手町商業高校と併設)に開設を予定。学校整備費については県と市が折半し、運営費についても県・市で協議決定します。
広島駅周辺整備が進められています。南口ではBブロック、Cブロックともに工事が進められ、Bブロックの西棟は52階建て、193mの再開発ビルが建設され、核テナントにはビッグカメラが入ります。竣工予定は2016年6月。Cブロックは住宅棟が46階建て、166m、商業棟は11階建て47mで核テナントにエディオンが入ります。竣工予定は2016年12月。
広島駅南口広場も2階部分に市内電車が直接乗り入れる見込みとなっています。
新幹線口では二葉の里区画整理ですべての事業者が決定しました。
広島駅自由通路も建設工事に入り、2017年度の供用開始を予定しています。広島駅2階部分を南北に貫き、幅15m、長さ180mとなります。また、新幹線口ペデストリアンデッキも工事が進められ、2015年度の完成予定となっています
広島駅新幹線口の二葉の里土地区画整理事業で最後まで残っていた5街区1.48haについて二段階一般競争入札が行われ広島テレビ、エネルギア・コミュニケーション、大和ハウスのグループが落札しました。落札金額は62億3000万円。
主な施設はメディア棟(地上9階=テレビ放送局、多目的ホールなど)、データ通信棟(地上10階=情報通信事業など)、複合棟(地上23階・地下1階=オフィス、商業施設、ホテル、長距離バス・観光バス乗降ステーションなど)となっています。
広島駅南側ではBブロック、Cブロックの再開発が行われるとともに、広島駅も自由通路を含めて整備、南口広場も市内電車が2階部分に乗り入れるなど再整備が予定されており、二葉の里地区での整備によって広島駅周辺は完全に生まれ変わります。
二葉の里地区は1~5街区が整備される予定で、1街区は西側が広島東警察署(0.56ha)、東側が㈱日本アイコム(0.43ha)、2街区がイケア・ジャバン(1.88ha)、㈱イズミ(0.83ha・2013年10月に竣工)、3街区は南側が高精度放射線治療センター(0.60ha・2015年度開設見込み)、北側が広島県歯科医師会(0.49ha)、4街区が広島鉄道病院(2015年度に建替え開院)、そして5街区が広島テレビのグループとなりました。5街区の東側はJR西日本支社(1.88ha)があります。