しんちゃんのメモ

サッカースタジアム建設や広島城を活用(中央公園の基本方針)

2020年3月27日 金曜日

 サッカースタジアムが中央公園に整備されることが決まったことを受けて、広島市は3月27日、「中央公園の今後の活用に係る基本方針」を公表しました。

 

 概ね5年後までに整備をする「短期的な取組」では、サッカースタジアムの建設、広島城の新たな観光拠点としての再構築及び旧市民球場跡地を活用したイベント・集客ゾーンの創出をはかるステージと位置付けています。

 スポーツレクレーションゾーンでは、サッカースタジアムを建設するとともに、スタンドの下等に効果的なにぎわい機能を導入します。

 歴史ゾーンでは、天守閣の耐震改修を進めるとともに、展示機能の充実を検討します。また、中央バレーボール場を廃止し、観光バス駐車場(約60台)の整備を検討します。

 イベント・集客ゾーンでは、イベント広場を整備するとともに飲食物販施設を誘致します。

中央公園整備の短期的(概ね5年)の取組

 「中・長期的な取組」は、青少年センター及び西側民間施設の移転による水辺空間と一体となったイベント・集客ゾーンのさらなる魅力向上を図り、耐用年数を迎える公共施設を集約し、必要に応じて新たな機能を有する文化芸術施設を整備するステージとしています。

 文化芸術ソーンでは、こども文化科学館、こども図書館、中央図書館及び映像文化ライブラリーを集約してホールやコンベンション機能を有する文化芸術施設の整備を検討します。(バスセンターを建て替える場合は、整備予定地を仮設のバス乗降場として活用し、その後文化芸術施設を整備)。

 イベント・集客ゾーンでは、青少年センターはサッカースタジアムとの調和が図られるよう配慮しつつ優先的に移転を検討(区域内外)します。西側民間施設の早期移転もめざします。また、基町パーキング(地下駐車場)のアクセス道路を地下化することを検討します。

中央公園の中・長期的な取組

中・長期的な取組のイメージ

 

佐伯消防署石内出張所が1月に業務開始

2019年12月13日 金曜日

 2020年1月27日(月)から佐伯消防署石内出張所が新たに業務を開始することになりました。安佐北消防署可部出張所(2010年11月開所)に続いての新たな消防出張所となります。

 佐伯区石内地区、石内北地区、五月が丘団地等が基本的なエリアとなりますが、火事でも救急でも一番近い隊から出動することになりますので、西風新都の大部分が出動エリアとなりそうです

 石内北地区、安佐南区伴南地区への消防隊の到着時間はこれまでより7分程度短縮される見込みです。配置される部隊は消防隊1隊、救急隊1隊(配置人員22名)。建設費は5億6400万円。

2020年1月に開所予定の佐伯消防署石内出張所

「FISEワールドシリーズ広島2019」に103,000人

2019年11月11日 月曜日

 今年4月19日から21日にかけて旧広島市民球場跡地で開かれた「FISEワールドシリーズ広島2019」の来場者は昨年に比べ17,000人増の103,000になりました。県外の来場者の伸びが高く、特に中国4県は2倍以上、関東と近畿は約3倍の増加。20代までの若者が多く、8割弱が同伴者と来場していることがわかりました。

 大会満足度では、94.0%が「大変満足」「満足」と回答しており、前回より6.8ポイント増加しています。

 競技別ではBMXフリースタイルパークが67.6%と最も満足度が高く、パルクール(45.5%)、スケートボードストリート(39.4%)と続いています。

 経済波及効果は6億8,000万円で昨年より1億3,000万円増加。消費額単価が高い県外来場者が増えたことによるものと思われます。

 「FISEワールドシリーズ広島2019」は世界最高峰の都市型スポーツの世界大会で、参加選手は39か国528人(内外国人選手232人)。参加国数、選手数がともに増加し、大会の認知度も高まっています。

人気が高まっているFISE広島大会

新たなバスの都市循環線を2020年1月以降運行

2019年9月25日 水曜日

 広島市は事業者と共同してバス路線の再編を進めていますが、都心では現在の「エキまちループ」に続いて、来年1月以降、大学病院や県病院、日赤病院などを経由する新たな都市循環線を運行する見通しとなりました。また、広島駅から広島港までの新しいバス路線も併せて運行します。
 通院や買い物等の利便性の向上をはかるもので、広島駅~段原中央~大学病院~旭町~県立広島大学~県病院~日赤病院~八丁堀~幟町~広島駅新幹線口を循環します。右回りと左回りがあり、10.3㎞を1日27便(平日、土・日)、昼間は20分間隔で運行します。運賃は190円均一(小学生100円)。

来年1月以降に実施見込みの都市循環線。運賃は190円(小学生100円)。

 また、広島駅から広島港までの「広島みなと新線」は、広島駅~大学病院~県立広島大学~広島港の新しいバス路線となり、都市計画道路・中広宇品線を通ります。平日は1日31便、土・日・祝日は1日25便の運行予定。運賃は広島駅~県立広島大学が190円、広島駅~広島港が230円となります。
 既存路線(宇品線)は利用者の需要に応じて減便を行い、再編実施後の利用状況を踏まえて各路線の便数を変更する予定となっています。

広島みなと新線の路線図。運賃は広島駅~県立広島大学が190円、広島駅~広島港が230円。

 今後は、郊外路線(西方面、北方面)のフィーダー化を取り組む予定で、乗継割引の拡充や待合環境の整備など行います。また、効率化によって生み出した車両等を使って郊外部の団地等サービスレベルの低い地域でのバス路線や広島港と他の交通拠点を結ぶバス路線等の新設も検討します。

広島市への観光客数は9年ぶり減(2018年)

2019年6月10日 月曜日

 2018年の広島市の入込観光客数は1,336万2千人となり、対前年比で0.4%減となりました。9年ぶりの対前年度減少となります。

 その内、一般観光客については1,125万4千人で2.8%減。セ・リーグ3連覇やアーバンスポーツ国際大会「FISE」、女子テニスの国際大会「ジャパンウイメンズオープンテニス」など大型イベントで多くの来訪客があったものの、7月豪雨災害などの影響により前年度減となっています。

 修学旅行生は32万6千人で2・2%増となりました。北海道や東北地方の高校を個別訪問したことなどが功を奏したと思われます。11年連続で30万人台の水準を確保しました。

  外国人観光客は、178万2千人となり国の増加率8.7%を上回る17.3%の増加となりました。平和記念資料館が世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で外国人訪問者の満足度が高い日本の観光地として第2位となったことや、厳島神社だ第3位と昨年より1ランクアップしています。2017年10月から広島空港にシンガポール線が就航し、シンガポール観光客が倍増しました。また、県などと連携してアメリカ、フランス、オーストラリア、台湾、中国、韓国、香港、タイに加えて、新たにイギリス、ドイツ、シンガポールを重点市場にしてプロモーション活動を展開しています。

広島城と遊覧船

 

 宿泊者については542万5千人となり、前年より1.5%の増となり、宿泊率も41%と1ポイント上昇しています。

 観光消費額については2,361億円となり、前年と比較して47億円、2.0%増えました。その内、外国人観光客については396億円で、58億円(17.2%)の大幅な増となっています。
 1人当たりの観光消費額は17,670円で昨年より420円(2.43%)の増となりました。外国人観光客の1人当たりの消費額は22,230円で50円(0.2%)減となりました。