市議会のうごき

積極的な急傾斜地崩壊対策や河川改修求める(決算特別委員会)

2016年10月20日 木曜日

 10月18日~20日に2015年度の決算を審査する決算特別委員会の分科会が開かれ、若林新三議員は19日の建設関係と20日の消防上下水道関係で発言しました。

 建設関係では広島高速道路整備やアストラムラインの経営状況、安佐動物園の再整備、JR可部線廃線敷きの利活用について取り上げました。広島高速道路については高速5号線の安全対策を強く求めた他、アストラムラインについてはしっかりした経営改善計画を作るよう求めました。15年度ではじめて1日当たりの乗降客が6万人を超えました。
 安佐動物公園の再整備については、基本計画に基づいて着実に整備するよう求めるとともに、JR可部線の廃線敷きの利活用については地元の皆さんの意向を尊重して整備するよう求めました。

 一方、消防上下水道関係では、2年前に8・20豪雨災害があったことから、災害を未然に防ぐために急傾斜地崩壊対策や河川改修を積極的に進めるよう求めました。

災害を未然に防ぐために急傾斜地崩壊対策事業や河川改修を積極的に進めるよう求める若林新三議員

災害を未然に防ぐために急傾斜地崩壊対策事業や河川改修を積極的に進めるよう求める若林新三議員

谷口副議長を選出(第3回定例会)

2016年9月30日 金曜日

 第3回定例会が9月16日から30日にかけて開かれ、一般会計を2,785万円減額する補正予算などを決めました。
 減額した主な要因は「新しいタイプの高校整備」について建設工事の入札が不調で今年度の整備ができなくなったことを受け、今年度予算に計上していた3億7,443万円を減額したことによるもの。17年度、18年度で整備することになるとともに、全体事業費も48億6,623万円から53億718万円に増額されることになりました。

 また、沖宗副議長の辞職に伴い副議長選挙が行われ、谷口修議員が新たな副議長に選出されました。
 投票総数 54票  谷口修52票 無効2票

 その他、学校の屋内運動場等の非構造部材の耐震化などに2,720万円、放課後児童クラブのクラス増設などに8,366万円、介護従事者の負担軽減のための介護ロボット導入に対する補助に4,122万円、広島駅前Bブロック市街地再開発ビルに転居する広島市総合福祉センターの管理運営に1,081万円などとなっています。
 
 一方、安佐北区安佐町筒瀬の筒瀬トンネル(仮称)建設工事(10億6,326万円)や南区のマツダスタジアム付近の東大橋仮設工事(10億6,596万円)などの契約締結を承認しました。

 若林新三議員は建設委員会で広島大学旧理学部1号館の保存・活用や、市営住宅の維持・整備計画、広島駅周辺のペデストリアンデッキ整備などについて発言しました。

建設委員会で広島駅周辺のペデストリアンデッキ整備などについて発言する若林新三議員

建設委員会で広島駅周辺のペデストリアンデッキ整備などについて発言する若林新三議員

都市魅力づくり対策特別委員会(9月7日)

2016年9月7日 水曜日

 都市魅力づくり対策特別委員会が9月7日に開かれ、来年6月に取りまとめる予定の「スポーツ振興」にむけた提言書づくりの具体的な調査研究テーマ等について協議しました。
 この特別委員会は昨年6月に設置されたもので、政策提言を行うための委員会になり、広島市議会としては、はじめてのケースとなります。これまでの1年間は「新たな観光資源の創出」について提言書をまとめ、今年の6月議会で報告しました。

 来年6月までに取りまとめるテーマは「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を契機としたスポーツの振興について」としました。

 主な調査研究内容は(1)「事前合宿誘致等」(2)「スポーツの推進」(3)「スポーツツーリズムの推進等」。「事前合宿誘致等」はホストタウンの登録、事前合宿・スポーツ大会誘致の推進、スポーツ施設の改修等を協議内容としています。「スポーツの推進」はスポーツに対する市民意識の拡大とスポーツに親しむ市民の拡大、ジュニア選手の育成・競技力の向上、障害者のスポーツ活動の推進等が主な協議内容となります。

 この特別委員会では、これまでの1年間と同様に有識者からの意見聴取(講演会)などを行い具体的な提言内容を協議することにしています。

160907 都市魅力づくり対策特別委員会 (7)

来年6月には「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を契機としたスポーツの振興」についての提言書を取りまとめていくことを協議・決定しました。

来年6月には「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を契機としたスポーツの振興」についての提言書を取りまとめていくことを協議・決定しました。

補正予算は2億9872万円(第2回定例会)

2016年6月16日 木曜日

 6月6日から16日にかけて開かれた第2回市議会定例会で2億9872万円の補正予算を決めました。また、都市魅力づくり特別委員会(若林新三委員長)が「新たな観光資源の創出」について提言をとりまとめたことから委員長報告が行われました。                                                                        
 補正予算では、B型肝炎予防接種に1億4873万円を計上。今年10月からB型肝炎ワクチンが定期接種化されることに伴い予防接種を無料で実施するものです。対象者は今年4月1日以降生まれた0歳児で接種回数は3回。

 また、高速5号線整備に関連して矢賀高架橋新設工事で委託金限度額31億2771万円の契約の締結を承認しました。

 一方、広島市民病院と安佐市民病院を受診する際、かかりつけ医の紹介状がない場合は初診でこれまで医科1,610円、歯科は無料であったものが今年の8月1日から医科5,400円、歯科3,240円への引き上げを認可しました。再診についても、これまで無料であったものが医科2,700円、歯科1,620円に引き上げられます。健康保険法の改正に伴って変更したものです。

サッカースタジアム建設についてサンフレッチェとの協議状況を質す若林新三議員(総務委員会)

「新たな観光資源の創出」で提言をとりまとめ(都市魅力づくり特別委)

2016年6月15日 水曜日

 都市魅力づくり特別委員会は市長に対する提言の取りまとめを行う委員会で、議員同士で議論をしてとりまとめを行います。広島市議会としてははじめての試み。昨年6月に委員会が設置され、初年度は「新たな観光資源の創出」をテーマとし、今年度は「スポーツの振興」をテーマに提言をとりまとめることにしています。
6月15日には永田雅紀議長に対して「新たな観光資源の創出」について提言内容をまとめた「報告書」を提出しました。

 また、提言のとりまとめにあたって、有識者4氏から意見聴取しました(講演会)。
① 株式会社JTB総合研究所 主席研究員 中根 裕 氏
② 株式会社リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター
   中四国チームリーダー エリアプロデューサー 舘 博哉 氏
③ 株式会社JTB中国四国 中国西営業部プロデューサー 中村 忠司 氏
④ 日本政府観光局 海外プロモーション部長 亀山 秀一 氏 
  
 「新たな観光資源の創出」では5項目について提言しました。
提言1=被爆都市ヒロシマとダークツーリズム
提言2=広島ブランドの充実とニーツーリズムの創出
提言3=インバウンド新時代に向けた戦略的取組と受入環境整備の充実
提言4=広域観光プロモーションの推進と情報発信の強化
提言5=グローバルМICE強化都市としての展開

都市魅力づくり対策特別委員会(提言・抜粋)


「新たな観光資源の創出」について特別委員会の報告書を永田雅紀議長(右)に提出する若林新三委員長(左)

「新たな観光資源の創出」について特別委員会の報告書を永田雅紀議長(右)に提出する若林新三委員長(左)