しんちゃんのメモ

西風新都善當寺地区 アイエス㈱が破産 事業用地を市が取得へ

2017年2月7日 火曜日

 西風新都の開発については15地区で開発許可されており、その内10地区が完了、3地区が事業中です。残りの2地区が未着工となっていましたが、両地区を開発する予定だったアイエス㈱が16年12月に破産手続き開始・解散したために整備の見通しが立たなくなったことから広島市がアイエス㈱の事業用地約127haを6億28万3千円で一括取得する予算案が提案されています。
 これまで広島市は同地区での開発に合わせて環状線を整備する予定でしたが、破産によってアイエス㈱が解散し、道路整備も見通しが立たなくなっています。

 対象となった事業用地は、アイエス㈱が開発する予定だった善當寺工業地区(55ha)と善當寺住宅地区(72ha)で、環状線は延長2,780m、幅員25m(4車線)、概算事業費は120億円で2030年度までが事業期間となっています。アイエス㈱による開発ができなくなったために広島市が道路を単独で整備する方法(道路単独整備)に移行することにしています。

 17年度の当初予算では前述した事業用地の一括取得と併せて事業用地内の環状道路の基本設計と橋りょうの修正設計のために3,810万円が予算計上されています。

西風新都の善當寺工区の位置図と環状線の計画

広島西飛行場跡地利用計画(素案)

2017年1月20日 金曜日

 西区観音にある広島西飛行場の跡地利用計画(素案)がまとめられました。
 計画区域は、既存施設との連携や瀬戸内海の景観を生かしたにぎわいの創出という観点から4つに区分します。区分と面積は①「広域防災」=約17ha、②「新たな産業」(雇用)=約18ha、③「スポーツ・レクレーション」=約7ha、④「新たな産業」(にぎわい)=約5haとなっています。

 「広域防災」は公共が整備するもので、導入施設は広島へリポート、緊急消防援助隊等の用地。
 「新たな産業」(雇用)は民間事業者の開発によって雇用を創出するもので、イノベーション型産業施設、本社機能を有する事務所、物流施設等が導入例として考えられています。土地は民間事業者が購入します。
 「スポーツ・レクレーション」は公共が整備するもので、多目的スポーツ広場、野球場、管理棟等となります。
 「新たな産業」(にぎわい)は民間事業者の開発により広域から人を呼び込み、賑わいと交流を創出するゾーンとなり、導入施設として職業・ものづくり体験パビリオン、海山の幸マルシェ・フードコート、水陸両用機・水陸両用バスの運行拠点、リゾートホテル等が考えられています。土地は民間事業者が定期借地します。なお、水陸両用機の陸揚げスロープは公共が整備します。

 また、交通アクセスとして基幹道路となる現在の南観音観音線を4車線に拡幅するとともに、クランク部分を緩やかな曲線に改善します。さらに、基幹道路を補完する道路として河川側道路を整備。民間事業者が開発する区域は民間事業者が南北方向の道路と東西方向の道路を整備します。
 基幹道路から「スポーツ・レクレーション」ゾーンや「新たな産業」(にぎわい)ゾーンへのアクセスを確保するため南進道路等も整備することにしています。

 今後のスケジュールは、今年度内に計画を策定するとともに、17年度で事業予定者を選定、土地の引き渡し等を行います。民間事業者は順次開業することとしていますが、完成年度は決まっていません。
 基幹道路となる南観音観音線の拡幅と南進道路等については2020年度の完成を目指して事業を進めます。

西飛行場跡地の計画区域と事情手法

西飛行場跡地の計画区域と事情手法

 

*   2017年3月に「跡地利用計画」が策定されました。なお、市民意見を一部取り入れ、「新たな産業(にきわい)」ゾーンの土地利用については、「定期借地」としていましたが、「一括して取得」もできるように修正しました。

比治山「平和の丘」基本計画(素案)

2016年12月14日 水曜日

 比治山公園「平和の丘」基本計画(素案)が取りまとめられ、議会に報告されました。
 「平和の丘」策定にあたっては、比治山にある放射線影響研究所の移転を進めるために若林新三議員も再三質問で取り上げてきました。今年度内に計画策定する予定です。

 「平和の丘」基本計画は次のとおり3つのコンセプトからなっています。①は「都市に込められた平和への思い」を共有する場で、陸軍墓地、展望施設等、頼山陽文徳殿、「平和へのメッセージ」を記す碑など整備、再整備します。②は「都市の美しさ・復興の力強さ」を実感する場で、展望施設等を整備します。③は都市に息づく文化・自然の豊かさ」を体験する場で、まんが図書館・御便殿広場、現代美術館、遊戯施設、ランニングコース、ウェルネス施設、プレイパーク、レクリエーションエリア、多目的エリア、飲食施設(レストラン)などを整備、再整備します。

 また、公園の機能をより発揮させるための環境整備として、園内動線・交通アクセス、樹林管理及び植栽、案内サイン、照明、飲食サービス・にぎわい、総合インフォメーションセンターを整備します。

 整備時期については、Ⅰ期(2017年度~18年度)、Ⅱ期(2019年度~21年度)、Ⅲ期(放射線影響研究所移転後)に分け、Ⅰ期は「既存の施設の魅力に磨きをかける整備」として陸軍墓地、頼山陽文徳殿、まんが図書館・御便殿広場を整備する予定で、同期間内に眺望の確保、樹林管理及び植栽、飲食サービス・にぎわいなど環境整備を行います。
 Ⅱ期は「公園の新たな魅力を創出するための整備」として展望施設等、「平和へのメッセージ」を記す碑、現代美術館、遊戯施設、ランニングコース、ウェルネス施設、プレイパーク、レクリエーションエリアを整備します。同期間内には園内動線、交通アクセス、樹林管理及び植栽、案内サイン、照明、飲食サービス・にぎわい、総合インフォメーションセンターなどの環境整備を行います。
 Ⅲ期は、「放射線影響研究所の敷地を活用した新たな施設の整備」として多目的エリア、飲食施設(レストラン)、「平和へのメッセージ」を記す碑、遊戯施設、ランニングコースを整備します。同期間内に園内動線・交通アクセス、樹林管理及び植栽、案内サイン、照明などの環境整備を行うことにしています。

比治山「平和の丘」基本計画の施設配置図

比治山「平和の丘」基本計画の施設配置図

展望施設等の整備イメージ

展望施設等の整備イメージ

多目的エリアの整備イメージ

多目的エリアの整備イメージ

まんが図書館・御便殿広場の整備イメージ

まんが図書館・御便殿広場の整備イメージ

 

* 2017年3月に素案どおりに「基本計画」を策定しました。

商工センター~五日市の4車線化、17年2月19日に開通

2016年12月12日 月曜日

 臨港道路廿日市草津線(2.9㎞)の内、Ⅰ期区間(西区商工センター8丁目~佐伯区五日市港2丁目、1.6㎞)が2017年2月19日(日)に開通することになりました。2012年から新八幡川橋を含めて事業が行われていました。事業費は32億円。これにより西部方面と都市中心部の交通の緩和が期待されています。1月29日(日)にはプレイベント、2月18日(土)には開通式典が開かれます。
 なお、引き続いて新広島はつかいち大橋の架橋が中心となるⅡ期区間(1.3㎞)の4車線化事業が進められます。

商工センター~五日市の1.6㎞が4車線化され2月19日に開通します

商工センター~五日市の1.6㎞が4車線化され2月19日に開通します

広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ、10月30日に供用

2016年10月17日 月曜日

 広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ整備で3本の内、最後に残っていた中央部分が10月30日の12時30分から供用されることになりました。これにより、二葉の里・若草地区と広島駅新幹線口が2階部分でもつながり、新幹線口周辺の賑わいづくりに大きく貢献することが期待できます。
 このペデストリアンデッキの供用に合わせて「新幹線口東交差点」の南北方向の横断歩道は廃止されます。
 
 なお、新幹線口広場の平面図は現時点の運用を記入しており、今年度で新幹線口広場の再整備も行う予定になっています。新幹線口広場については、バス、タクシー、マイカーのエリアが変更されます。新幹線口広場西側部分にバスとタクシーエリアを横並びにして機能的にするとともに、マイカーエリアを広場東側部分の現在のタクシーエリアに移動して交通混雑を緩和します。
 中央のデッキ整備が6カ月も遅れたことから新幹線口広場の整備が少し遅れることも考えられます。

10月30日に、遅れていた中央部のデッキも利用できることになりました。

10月30日に、遅れていた中央部のデッキも利用できることになりました。