しんちゃんのメモ

広島駅~紙屋町のバス路線統合の社会実験

2015年12月23日 水曜日

広島駅~紙屋町間のバス路線は各バス会社が重複して運行して効率的ではないことから、この間を含む2つのバス路線を統合して路線の効率化を検証するための社会実験を行うことになりました。期間は2016年1月23日(土)から3月13日(日)の51日間。 

2つの路線は①広島電鉄の温品四丁目~紙屋町、②広島バスの祇園大橋(三滝観音)~広島駅の路線。運行時間帯は平日が朝夕のピーク時を除く日中に行い、土曜日と日曜日は全日実施します。これにより広島駅~紙屋町は合わせて92往復(ピーク時を除く)していたものを43往復に減便。土日は215便を106便に減便します。広島電鉄、広島バス共に温品四丁目~広島駅~紙屋町~祇園大橋(三滝観音)の路線を運行します。 

また、減便によって生じた乗務員や車両を活用して新たにアルパーク~広島港~イオンモール広島府中までの路線を両社が運行することになりました。

広島市は都心部で重複するバス路線を効率化し、路線のない地域やサービスレベルの低い地域でのバスサービスの向上を図るなど、バス路線再編に向けた取り組みを進めています。

社会実験の位置図

社会実験の位置図

二葉の里第5街区、広島テレビ新社屋の概要

2015年12月3日 木曜日

二葉の里土地区画整理事業第5街区に進出することが決まっている広島テレビの新社屋の概要が明らかになりました。

10階建てで延べ床面積は1万8000㎡。1階は講演会や展示会などに利用できる200人収容の多目的ホールを設けるとともに2、3階にはそれぞれ800人程度収容のコンベンションフロアーを設けることになっています。4階から10階はオフィスフロアーで、施設北側には立体駐車場や中継車の車庫。6階にスタジオを置きます。

2016年10月に着工し2018年3月竣工予定。半年かけて放送設備のテストや運用トレーニングを行い、2018年10月からの放送開始を予定しています。総事業費は150億円となるようです。

一方、同じく第5街区のエネルギア・コミュニケーションズは10階建ての広島データセンターを既に建設中で2016年12月からサービスを開始する予定です。

二葉の里地区に建設される広島テレビ新社屋のイメージ

二葉の里地区に建設される広島テレビ新社屋のイメージ

沼田スマートインターの事業が進む

2015年8月3日 月曜日

広島市内でははじめとなるスマートインターチェンジが山陽道沼田パーキングエリアに新設されることが決まっており、2017年度の供用開始にむけて準備が進められています。このwebsiteでも2013年9月に取り上げてきました。

沼田パーキングエリアは、広島IC、五日市IC、西風新都ICから5~6㎞のほぼ中央にあり、スマートインターチェンジ設置による利便性の向上が期待されています。

事業費は20.6憶円で、ネクスコ西日本が19億円、広島市が1.6億円負担します。広島市が整備する関連道路の整備費は4億円で、インターへの接続道路が1.9億円、農面北交差点が2.1億円となっています。

利用時間は24時間で車長6m以下の普通車、軽自動車、二輪自動車が利用できます(ETC搭載車のみ)。

2015年度に用地買収、16~17年度工事、供用開始は2017年度末を見込んでいます。

2017年度末の供用にむけて事業が進められます。

2017年度末の供用にむけて事業が進められています。

平和大橋の歩道橋を整備

2015年7月23日 木曜日

平和大橋は平和公園を訪れる人が多いにもかかわらず歩道が狭いために歩行者や自転車の通行に支障をきたしていました。そのため、橋の上流部に新たに歩道橋を整備します。2009年には独立した歩道橋のデザインコンペが行われ、新設に向けて地元調整が行われましたが合意には至らず、新たな整備案として進められています。

平和大橋の高欄は世界的に著明な彫刻家のイサム・ノグチ氏によってデザインされています。そのため歩道橋の高欄等についても、平和大橋の高欄をひき立たせるデザインとなるよう検討するとともに、平和大橋や平和祈念公園、その他の周辺地区との調和をはかることにしています。

歩道橋の長さは86m、幅員は5.7m(歩行空間3.5m、自転車走行空間2.0m、分離帯0.2m)で2018年度の完成を目指しています。

平和大橋に新たに整備される歩道橋のイメージ(写真右側が上流部)

平和大橋に新たに整備される歩道橋のイメージ(写真右側が上流部)

歩道橋の断面図

歩道橋の断面図

比治山公園「平和の丘」構想の素案を公表

2015年7月1日 水曜日

広島市は6月25日に開かれた広島市議会総務委員会で比治山公園「平和の丘」構想(素案)を説明しました。平和公園から2㎞にありますがそのポテンシャルが十分には生かされておらず、比治山公園の歴史的経緯や立地特性を生かして自然と触れ合う憩いの場、観光スポットとして再整備しようとするものです。

また、この平和の丘構想は比治山公園にある放射線影響研究所(放影研)の移転を促すものともなります。広島市は広島大学工学部跡地(7000㎡)を放影研の移転先として確保しています。

「平和の丘」構想(素案)によると、国際平和文化都市として復興した広島の「今」を実感できる新たな拠点とするため次の3つのコンセプトに沿って整備することにしています。整備にあたっては短期(~5年)、中期(5年~10年)、長期(10年~)の事業に分けて進めます。

 

コンセプト1:「都市に込められた平和への思い」を共有する場

(事業の具体例)⇒マザーテレサ等広島を訪れた著名人の「平和へのメッセージ」碑の設置、陸軍墓地等の説明案内板の設置、頼山陽文徳殿の活用、等

コンセプト2:「都市の美しさ・復興の力強さ」を実感する場

(事業の具体例)⇒樹木の剪定等眺望の確保、展望施設の整備、美しく品のある都市景観の創出、等

コンセプト3:「都市に息づく文化・自然の豊かさ」を体験する場

(事業の具体例)⇒現代美術作品の設置、案内板のリニューアル、イベントの開催、カフェ・レストランの誘致、遊具の整備、近隣の神社等との連携、放射線影響研究所敷地の有効活用、等

 

また、交通アクセスを向上させるため観光レンタサイクルの活用、路線バスのわかりやすさの向上、路面電車の循環ルート化、平和大通りを運行するバス路線の新設、駐車場の確保・再整備など行います。

比治山公園から平和大通りを望む

比治山公園から平和大通りを望む

 

交通アクセス向上の取組イメージ

交通アクセス向上の取組イメージ

放射線影響研究所の移転の動きを促進します

放射線影響研究所の移転の動きを促進します