12月20日に開かれた都市活力向上対策特別委員会で広島駅南口再整備等について検討状況が報告されました。その中で路面電車の南口広場への乗り入れについて平面案は駅前交差点の渋滞が生じるため実現困難とされ、高架案と地下案に絞られることが明らかになりました。
若林新三議員は、広島駅の2階に自由通路が整備されることから人の移動を容易にするためにも高架案が妥当であると指摘しました。高架にした場合には、駅前の地下広場に幅約2mの柱を4本程度補強する必要がありますが、広い空間なので歩行者に大きな影響はないとされています。
一方、比治山線については、高架案、地下案とも駅前大橋南詰交差点での接続が困難で、比治山下から稲荷町交差点へ直通させるルートのみが実現可能であるとされました。この場合、段原一丁目、的場町など3つの電停が廃止になります。
また、市当局は広島駅への路面電車の乗り入れに関連して駅ビル「アッセ」の建替えについてもJRと具体的な協議に入っていることを明らかにしました。
市議会のうごき
「高架案が妥当」と指摘
2012年12月20日 木曜日第5回定例会(12月4日~14日)
2012年12月17日 月曜日可部バイパスの4車線化求める
2012年10月24日 水曜日第3回定例会(9月13日~26日)
2012年10月18日 木曜日 第3回市議会定例会が9月13日から26日にかけて開かれ、16億7170万円の補正予算等を決めました。
補正予算の主なものは不活性化ポリオ及びジフテリア、破傷風、百日せきの予防接種に係る経費に追加額が4億8199万円、総合福祉センターを広島駅前Bブロック市街地再開発ビル内に整備するため5億9695万円、がん治療に効率的に対応するための高精度放射線治療センターの用地取得に2億9333万円、介護保険事業に対する追加額1億5000万円などです。
若林新三議員は24日に開かれた建設委員会で平和大橋歩道橋整備の見直しについて発言しました。これまで計画していた歩道橋が工事着手段階で地元の反対で見直しをせざるを得なくなったことに対して、地元に対して十分な説明がされてこなかったのではないかと疑問を呈しました。
一方、定例会開会中の20日午前2時20分ころ関藤雄姿市議会議員(西区選出)が飲酒運転をしていたことが判明。本人が議長に辞表を提出したため議会最終日の本会議で辞職を許可しました。
第2回定例会(6月21日~7月3日)
2012年7月4日 水曜日第2回定例会が6月21日から7月3日にかけて開かれ、広島ビックアーチにネーミングライツ(命名権)を導入することなどを決めました。ネーミングライツとはマツダスタジアムと同じように有償で企業名などが付けられるようにするものです。11月1日からの実施をめざしています。
その他には湯来町の恵下地区に整備する予定のごみ埋立地への取り付け道路(16億3812万円)や広島南道路の一部工事(5億6929万円)などの契約締結を承認しました。今回の定例会では補正予算はありませんでした。
また、議員の報酬を5%削減する議案や市民連合が提案した「地方財政の充実強化を求める意見書」や「少人数学級の推進を求める意見書」の他「飲酒運転の撲滅をめざす意見書」、「黒い雨降雨地域の拡大を求める意見書」などを可決しました。