黒い雨降雨地域の拡大、安佐市民病院の充実を求める(予算特別委員会・厚生関係)

   3月5日に開かれた予算特別委員会で若林新三議員は、黒い雨降雨地域の拡大、安佐市民病院の機能充実などについて質問しました。
 
 黒い雨降雨地域とは、原爆によって放射能を含んだ黒い雨が広島市周辺に降り、健康上の影響があるとされています。しかし、現在指定されている降雨区域よりももっと広い地域で降ったことが体験者から指摘されています。そのため、現在行っている健康意識調査をしっかり分析し、(黒い雨降雨地域の拡大の)「科学的、合理的」な根拠になりうるような取り組みの強化を求めました。
 広島市は3月中に調査結果を分析した報告書をまとめ、新年度に入って国に対して要望します。

安佐市民病院の機能が充実されています。

安佐市民病院の機能が充実されています

 安佐市民病院については、若林新三議員はこれまでも救急医療や高度医療を充実させるため、救命救急センターの設置や看護体制の充実、がん診療拠点病院の指定などを求めてきました。これまで、看護体制の充実をはかるとともに、救急治療室の増設、がん診療拠点病院の指定も受けることができました。
 今回の質問では、さらに、救命救急センターの設置を求めたものです。南館の建て替えに合わせて整備する見通しとなりました。
 最後の質問では、安佐市民病院の日高病院長が3月で退職されるため、これまでの成果と課題について答弁という形で語っていただきました。