西風新都の開発については15地区で開発許可されており、その内10地区が完了、3地区が事業中です。残りの2地区が未着工となっていましたが、両地区を開発する予定だったアイエス㈱が16年12月に破産手続き開始・解散したために整備の見通しが立たなくなったことから広島市がアイエス㈱の事業用地約127haを6億28万3千円で一括取得する予算案が提案されています。
これまで広島市は同地区での開発に合わせて環状線を整備する予定でしたが、破産によってアイエス㈱が解散し、道路整備も見通しが立たなくなっています。
対象となった事業用地は、アイエス㈱が開発する予定だった善當寺工業地区(55ha)と善當寺住宅地区(72ha)で、環状線は延長2,780m、幅員25m(4車線)、概算事業費は120億円で2030年度までが事業期間となっています。アイエス㈱による開発ができなくなったために広島市が道路を単独で整備する方法(道路単独整備)に移行することにしています。
17年度の当初予算では前述した事業用地の一括取得と併せて事業用地内の環状道路の基本設計と橋りょうの修正設計のために3,810万円が予算計上されています。