サッカースタジアム、2024年開業めざす

 広島市と広島県、広島商工会議所は5月30日サッカースタジアム建設の基本方針を決めました。

 建設場所は、「街なかスタジアム」として都心の新たなシンボルとなり、都心の求心力の向上が期待できること、公共交通機関のアクセス性や敷地に余裕があることなどから中央公園広場としています。

 事業主体は、中央公園広場を管理する広島市とし、規模は3万人規模とします。

 スタジアム建設にあたっての留意事項として、効果的な賑わい機能の導入、紙屋町・八丁堀地区における民間投資の促進、防災機能としてオープンスペースを確保するとともに備蓄倉庫を整備。また、周辺住民への配慮として騒音対策、自動車での来場を抑制するため試合日はスタジアム内の駐車場の使用中止、タクシー等の停車による周辺道路混雑を防ぐための検討など行うことにしています。

 建設資金については、エディオン㈱やマツダ㈱など企業・個人の寄付、ふるさと納税制度を活用した寄付、国の「社会資本整備総合交付金」などの活用、使用料収入等を償還財源とする広島市債の発行、広島市、広島県の協力などで資金調達を見込みました。

 今後のスケジュールは、19年度に基本計画を策定し、20年度~23年度で基本設計、実施設計、建設工事など行い、2024年の開業をめざします。

中央公園広場に建設を予定するサッカースタジアムのイメージ