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広島駅南口広場の再整備に360億円

2021年2月4日 木曜日

 広島駅南口広場の再整備費が360億円に増加する見通しとなりました。これまで試算されていた額は155億円でした。このうち国の補助金、交付金が172億円、広島市の負担額が170億円、広島電鉄が18億円と見込まれています。費用対効果は1.5とされています。

 主な事業費は、広場の整備や路面電車2ルート(駅前大橋ルート、環状ルート)などの公共交通機関の機能強化が208億円で77億円の増加。ペデストリアンデッキや大屋根等の整備費76億円(55億円増)、エスカレーターやエレベーター整備などバリアフリー化が9億円(6億円増)となっています。また、既存施設の改良等が26億円、準備工事・仮設工事・実施設計等の41億円が新たに試算に追加されました。

 増額されたのは205億円。路面電車の乗降場、大屋根の整備、ペデストリアンデッキの拡張・追加、地下広場への影響を抑えるための橋脚基礎構造の見直し、エスカレーター10基の新設などに115億円増加が見込まれるとともに、路面電車の2ルートの橋脚基礎の見直しや仮設工事の追加等で80億円、実施設計等で12億円が増加しています。

 既存の地下広場のリニューアルも実施することにしていますが、関係者との調整が残っているため今回の事業費に含まれていません。

駅前大橋を利用して新しい広島駅ビルの2階に路面電車が入ります

 

2021年度当初予算の概要

2021年2月4日 木曜日

*千円単位以下は切り捨て。( )内は前年度当初予算比。

【予算規模】⇒全会計 1兆2,677億4,336万円(3.2%増)

一般会計   6,833億6,027万円(4.1%増)
特別会計   4,369億627万円(3.0%増)
企業会計   1,474億7,682万円(0.6%減)

【歳入】(主な歳入)
〇 市税⇒ 2,302億965万円(3.6%減)
個人市民税  984億151万円(4.2%減)
法人市民税  143億898万円(22.7%減)
固定資産税  836億3,694万円(0.3%減)
その他    338億6,221万円(0.6%増)

〇 地方交付税⇒415憶円(13.5%減)
普通交付税  400億円(14.0%減)
特別交付税   15億円(0.0%)
*臨時財政対策債を含めると合計895億円(15.5%増)

〇 市債⇒1,005億5,850万円(31.5%増)
一般事業債   525億5,850万円(11.9%増)
臨時財政対策債 480憶円(62.7%増)

【歳出】(目的別歳出)
議会費⇒16億6,150万円(2.1%減)
総務費⇒524億9,874万円(9.9%増)
民生費⇒2,158億8,435万円(2.5%増)
衛生費⇒781億1,218万円(12.7%増)
農林水産業費⇒47億5,923万円(9.6%増)
商工費⇒164億6,994万円(6.1%減)
土木費⇒968億7,024万円(1.9%減)
消防費⇒140億6,240万円(16.3%減)
教育費⇒968億9,109万円(0.4%増)
災害復旧費⇒28億9,612万円(54.6%減)
公債費⇒771億9,848万円(20.0%増)
諸支出金⇒256億5,591万円(17.1%増)
予備費⇒4億円(0.0%) 

広島駅南口再整備が進められています。

エールエールA館に館内通路整備へ(建設委員会)

2021年1月21日 木曜日

 

 1月21日に開かれた建設委員会で、広島駅南口にペデストリアンデッキが整備されエールエールA館にも接続されることから、その延長線上に館内にも通路を整備するとともに猿猴川左岸の河岸緑地に通じるデッキも新たに整備して集客力と回遊性の向上をめざす方向性が示されました。通路や猿猴川河岸緑地へのペデストリアンデッキの整備費は12億円を見込んでいます。

 館内通路は4m程度で、通路に面しては新たな店舗の誘致も検討されています。

 

建設委員会で発言する若林新三議員

広島駅南口でのペデストリアンデッキ整備に合わせてエールエールA館でも館内通路を整備

可部大毛寺線が開通(12月26日)

2020年12月26日 土曜日

 都市計画道路・可部大毛寺線が12月26日(土)に開通しました。安佐北区可部地区に整備していたもので可部大毛寺線の総延長は5,100m。今回開通したのは最終工区(可部東4丁目~可部東2丁目)の530m。最終工区の事業費は10億1,243万円でした。

 2014年の8・20豪雨災害の避難路して復興まちづくりビジョンに含まれていました。都市計画道路・高陽可部線と接続する交差点は環状交差点(ラウンドアバウト)で外径は27m、中央島は12m。信号機のない交差点で広島県では最初に整備されました。今後は、高陽地区から北部医療センター安佐市民病院へのバス路線となることが想定されています。

可部大毛寺線の最終工区が開通しました。最終工区の延長は530m。総延長は5,100m。

 環状交差点は車両の通行する部分が環状の交差点で右回り(時計回り)に通行します。そのため交差点には左折で侵入し、交差点内を右回りで徐行し、行きたい方向に左折して出ます。信号機がないことから経費が節減されるとともに通過速度が抑えられるためにより安全とされています。

可部大毛寺線と高陽可部線との交差点は県内最初の環状交差点(ラウンドアバウト)となりました。

 

 

白木地区の公立保育園を統廃合へ(安全社会づくり特別委員会)

2020年12月18日 金曜日

 12月17日に開かれた安全社会づくり特別委員会で「幼児教育・保育ビジョン実施方針」の案が示され、白木地区の公立保育園の統廃合を進めていくことが報告されました。白木地区では2つの公立保育園と1つの私立保育園がありますが、保育需要が最も減少していることから公立保育園の統廃合を検討するもので、関係者などとの協議を進めていくことになります。

 さらに今後10年間で保育需要が減少している清和中学校区、戸坂中学校区、高陽・亀崎・落合中学校区で公立保育園の統廃合を検討していくことになります。

 また、安佐北区では公立の可部東保育園を拠点園として整備しますが、現在地が土砂災害警戒区域内であるため安佐市民病院跡地への移転も検討していることを明らかにしました。若林新三議員の質問に答えました。

 その他、若林新三議員は第3次男女共同参画基本計画素案について言及し、第2次の計画ではほとんどの項目で施策の進展が目標値に到達していない点をとりあげ、第3次計画では着実に目標に到達できるよう取り組みを強めることを要請しました。

公立保育園の統廃合について取り上げる若林新三議員