放射線影響研究所(放影研)が広島大学霞キャンパスに移転することが決まっていますが、新たな研究所のイメージ図が公表されました。
10階建てで延べ床面積は約7,800㎡とされています。総事業費は現時点で61億円。2025年度の完成を目指しています。
放影研の移転については、広島市も移転候補地を探すなど積極的に取り組み、国の了解も得ていました。
広島市は2017年3月に、放影研の移転後を見据えた比治山「平和の丘」基本計画を策定。2022年6月に広大霞キャンパスに移転することが決定されています。
2023年末にサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」が完成しました。
座席数は2万8,520席、駐車場は244台(試合がある日は使用できません)、サッカースタジアム等整備費は272億1,011万円でした。(株)エディオンが年間1億円で2034年1月31日までの10年間命名権を取得するとともに、2033年3月まで指定管理者となります。
スタジアム使用料は、大人がフィールド、スタンドを使用した場合、平日1日につき25万7,830円です。
また、スタジアム周辺の中央公園広場エリアには6棟の飲食店等の商業施設や芝生広場などが今年7月末に完成する予定です。
2023年8月に新中央市場を整備する事業者として五洋建設・東畑建築事務所共同企業体が選定されました。また、余剰地活用事業者は㈱シ―アールイーとなりました。
事業費は518億5,853万円。
今年9月に契約を締結し、10月以降、青果エリアから順次実施設計や施設整備に着手し、青果棟の完成は2027年度頃、全ての施設は2032年度の完成をめざします。中央市場の建替えに合わせて東部市場を統合します。
中央市場は青果物、水産物、花き、建替えに合わせて統合する東部市場は青果物を扱っています。
事業者から提案のあった施設イメージでは、草津漁港に面してにぎわい施設を含む関連棟や水産棟、中央部には青果棟と花き棟、さらに北側に余剰地活用施設が配置されるようになっています。
中央市場の建替えに当たっては、若林新三議員が2017年12月に中央市場の建替えに合わせた東部市場との統合と、下関の唐戸市場のようなにぎわい施設を整備するよう提案していました。
中央図書館等の再整備については、誰もが学び、憩う「平和文化の情報拠点」をコンセプトに、「読書」、「学び」、「交流等の場の提供」を整備方針としています。
7月24日の総務委員会で基本設計が示されました。
主に、8階、9階、10階に整備するもので、8階は「こどもと青少年のエリア」とし、児童書等の閲覧、ヤングアダルトコーナー、自習室、グループ学習室、事務室などが整備されます。エレベータ付近には多目的室も整備され、会議室やセミナー室として利用の他、ダンスや演劇もできるように壁面に鏡や防音対策を講じます。
9階は「『広島を知る』エリア」で、広島資料室、郷土資料館サテライト、参考図書閲覧室、ビジネス支援などとしています。また、広島ゆかりの作家の文学資料等を展示する広島文学資料室も整備されます。
10階は「図書と映像のエリア」で、一般書等閲覧・貸出、カフェ、障害者サービス、上映ホール(映像文化ライブラリー)などとしています。カフェ等で買った飲み物を図書館や上映ホールに持ち込め、ゆったり本を読みながらの利用できます。カフェは上映までの待ち時間にも利用できるように映像文化ライブラリーと隣接して配置されます。
8~10階とも猿猴川側の外壁を大きな窓に変更し、眺望を楽しめるようにしています。