しんちゃんのメモ

広島市児童相談所、こども療育センターの建替計画

2016年6月7日 火曜日

 児童虐待などの相談を受け持つ児童相談所や、併設しているこども療育センターの施設が老朽化するとともに、狭隘化しているため現在地での建替えの整備計画が明らかになりました。

 計画地は現在地の東区光町2-15で、建物の規模は鉄筋コンクリート造り地上5階、地下1階、建築面積は6,300㎡、延べ床面積は約18,800㎡を予定しています。現在の建物面積が9,678㎡に対して約2倍の広さを確保することにしています。

児童相談所   (現在)1,256㎡⇒3,400
  相談・判定       775㎡⇒1,500㎡
  一時保護所       481㎡⇒1,900㎡ 

こども療育センター(現在)8,422㎡⇒13,900
  療育相談所       4,146㎡⇒5,900㎡
  児童発達支援センター  1,832㎡⇒4,600㎡
  (育成園、二葉園、山彦園
  情緒障害児短期治療施設 2,444㎡⇒3,400㎡
  (愛育園)

併設施設
  知的障害者更生相談所          約100㎡
  青少年総合相談センター(分室)     〃300㎡
  愛育園内小学校・中学校分級       〃200㎡
  適応指導教室              〃100㎡
  心身障害者福祉センターデイサービス機能 〃1,200㎡

屋外運動場、園庭  計3,700㎡

 駐車場は地下と地上で約120台(普通車110台、マイクロバス等10台)、駐輪場は約100台整備します。

 整備方法は、児童発達支援センター育成園と山彦園を仮移転させた後に現在地でのその他の施設機能を維持しながら既存建物を順次解体し、新棟を建設する段階的整備を予定。2017年度に仮移転施設整備にとりかかり、2021年度(南棟は2018年度末、北棟は2020年度内、中央棟は2021年度末)の完成をめざしています。

 概算事業費は117億円を見込んでいます。

基本計画書(概要版)

 

今年度の直轄国道整備費は20億円程度(広島市関係)

2016年5月16日 月曜日

 今年度の広島市関係の直轄国道の整備費は20億円程度となりました。内訳は、安芸バイパスが12億8300万円、東広島バイパスが3億3000万円、可部バイパスが2億9000万円、その他国道2号の安全事業が8700万円。また、東広島バイパスの海田高架事業(広島県関係)には10億4700万円、南道路の明神高架事業(海田地区、広島県関係)には1億1000万円が予算化され事業が進められます。

 安芸バイパスの完成に合わせて海田高架を整備する見通しですが、完成時期はまだ明らかになっていません。

 一方、南道路も東広島バイパスの海田高架に連続して明神高架を整備することにしていますが、一部の整備にとどまり、当面は海田大橋には直接高架ではつながらないようです。

 可部バイパスについてはJR可部線の跨線橋上部工事と3つの橋脚を整備予定。残りの3つの橋脚と上部工事は17年度以降の整備となります。

2016年度の安芸バイパス、東広島バイパスの整備予定

2016年度の安芸バイパス、東広島バイパスの整備予定

新しいタイプの高校を18年4月に開校

2016年4月21日 木曜日

 広島市と広島県は定時制や通信制課程の高校を共同で再編・整備する新しいタイプの高校を2018年4月に開校する予定にしていますが、その概要が明らかになりました。 

 再編する定時制等の高校は、県立の定時制が国泰寺高校、観音高校、海田高校、市立は広島工業高校、大手町商業高校の5校。通信制は県立の西高校で、併せて6校を再編した新しいタイプの高校を整備するものです。 

 教育課程は定時制と通信制課程を併せたもので単位制を実施。「平日登校コース(仮称)」(240人)と「通信教育コース(仮称)」(400人)があり、併修も可能とされています。授業時間帯も午前・午後・夜間で自由に選択できます。 
 学科は生徒自らの進路などに応じて適切な教科・科目が選択できる「総合学科」とすることにしています。

 開校する場所は広島特別支援学校跡地(中区大手町4丁目・大手町商業高校を併設)で敷地面積は18,627㎡、鉄筋コンクリート造りの4階建ての校舎と3階建ての体育館を整備する予定。総事業費は55億9100万円を見込んでおり、広島特別支援学校校舎の解体を除いて県と市で折半します。

2018年4月に開校予定の新しいタイプの高校のイメージ

2018年4月に開校予定の新しいタイプの高校のイメージ

新幹線口ペデストリアンデッキの一部を3月31日に供用開始

2016年3月25日 金曜日

 広島駅新幹線口広場にかかるペデストリアンデッキの一部が2016年3月31日から新たに供用開始されます。

 新幹線口には駅方面と①シェラトンホテル、若草町方面(東側)、②ホテルグランビア、二葉の里方面(西側)、③JR西日本広島支社(中央)を連絡する3本のデッキを整備することにしていますが、今回供用されるのは西側のデッキ(赤色の部分)。開発が進む二葉の里地区から広島駅2階の自由通路や改札口に容易に連絡することができることになります。この供用に伴って新幹線口交差点の南北方向の横断歩道は廃止されます。

 3本のデッキの内、東側のホテルシェラトンから若草町方面へのデッキ(緑色の部分)については若草地区再開発に合わせて供用されています。

 残る中央のデッキ(黄色の部分)については駅舎の増築と合わせて現在工事中で、今年の秋ごろの供用を予定しています。

今回供用されるのは西側のペデストリアンデッキで、ホテルグランビアや二葉の里を繋ぎます。

今回供用されるのは西側のペデストリアンデッキで、ホテルグランビアや二葉の里とつながります。

 

ペデストリアンデッキのイメージ

ペデストリアンデッキのイメージ

平和資料館のリニューアルが進む

2016年2月24日 水曜日

 広島市は被爆の実相をより一層わかりやすく伝えるために常設展示の全面的な更新を行っています。また、資料館も開館から60年が経過して老朽化しているため併せて資料館の改修工事も行います。2015年度から改修工事にとりかかっており、本館のリニューアルオープンは2018年7月を予定。改修工事は2019年度まで行い、総事業費は73億600万円となっています。

 東館では3階に「核兵器の危険性」を伝えるコーナーを設け、原爆投下に至った経緯や原爆の脅威を解説し、核兵器の存在は人類の生存を脅かす普遍的な問題であることを伝えます。

 東館2階では「広島の歩み」として戦時下の広島、未曽有の被害から復興した広島の歩み、広島市の平和への取り組みを紹介します。

 本館は被爆の実相を伝える場所となり、原爆の非人道性、原爆被害の甚大さ、凄惨さ、被爆者の遺族の苦しみ・悲しみなどを伝えます。熱線、爆風、放射線が同時に都市を襲い甚大な被害をもたらしたことを示すとともに、被爆の実相をストレートに伝える実物資料の展示を重視します。また、被爆資料もこれまでよりも多く展示することにしています。

資料館の本館は被爆の実相を伝えます

資料館の本館は被爆の実相を伝えます

東館の3階は核兵器の危険性を訴えます

東館の3階は核兵器の危険性を訴えます