しんちゃんのメモ

2014年春は道路の開通ラッシュ。可部バイパスは2月8日に開通

2013年12月30日 月曜日

 2014年2月8日に可部バイパス(可部南1丁目~大林町)が開通します。1983年に用地着手して30年以上が経過してようやく開通することになりました。開通するのは三入2丁目から大林3丁目まで。大林ランプで54号に接続します。54号との交差点ではランプが本線になります。可部中心部では部分的に4車線化が進められています。これまでの事業費は595億円。

 また、同じく2014年3月23日には広島高速3号線(広島南道路)も開通します。これにより、廿日市から海田町まで繋がることになりました。(廿日市~商工センターは平面道路、五日市地区で4車線化事業中)
 広島高速3号(広島市の事業も含む)の開通によって商工センターから山陽道(東広島インター)に都市高速道路で繋がるとともに、呉市へもクレアラインを経由して自動車専用道路で乗り入れられます。

 同様に、東広島バイパス(自動車専用道路・海田町~上瀬野)も2014年春に開通します。海田町で広島南道路と接続するため廿日市から瀬野まで1本の道で繋がることになります。

急ピッチで整備が進む広島高速3号線(江波地区)

急ピッチで整備が進む広島高速3号線(江波地区)


広島高速3号線(観音地区)

広島高速3号線(観音地区)

アストラム借入金返済資金が不足。市に支援求める

2013年12月16日 月曜日

 12月16日に開かれた建設委員会に広島高速交通㈱(アストラムライン)の経営改善計画(案)の概要が報告されました。広島市への支援を要請する内容となっています。

 委員会に示された経営改善計画(案)は2032年度までの計画となっており、2015年春の白島新駅開業効果やアストラム延伸の進捗状況などを踏まえて2016年度には計画の見直すとしています。

 今回の改善計画(案)では、2014年度から建設時の借入金の返済が本格化して資金不足となるため2016年度までの短期的な対応策も示されました。それによると広島市からの無利子借入金については毎年5億円づつ減額してきましたが、14年度から16年度までは今年度と同額の155億円として5億円の返済を猶予。また、広島市からの有利子の長期借入金についても当初の予定額から減額して借入金の一部を繰り延べるというもの。現在の返済可能額は5億円ですが、その5億円についても1億円は広島高速交㈱が収入を確保するための重点的取り組みに投資し、実質の返済は4億円程度となります。

 2017年度以降は、2016年度に計画の見直しを行った後に広島市から具体の支援を求める予定。5つの収支シミュレーションが示されていますが、今後、概ね10年以内には債務超過を解消し、借入金の返済が見込めるとしています。

 一方、広島市は広島高速交通㈱の支援要請に対して、経営を健全化させるための道筋をつける必要があるとして当面2016年度までは高速交通(株)からの支援要請のとおり支援をしていく考えを示しました。

アストラムラインの運営を改善するため市は借入金の猶予などで支援をすることにしています

アストラムラインの運営を改善するため市は借入金の猶予などで支援をすることにしています

広大跡地再生プロジェクトの事業者が決まる

2013年12月9日 月曜日

 広島市及び広島大学は12月9日、広島大学跡地の活用に向けて「ひろしま『地の拠点』再生プロジェクト」の事業者を選定・公表しました。

 今年9月に事業計画案の提出を締切り、4者から提出があったもので、評価懇談会での議論を経て三菱地所レジデンス㈱を代表者とする「広島ナレッジシェアパーク」(知を育み、定着させ、持続させるまちづくり)を選定。概算事業費は300億円を見込んでいます。

 主な施設は、学生・留学生向け賃貸住宅(111戸)「ナレッジファーム」(6,300㎡)で住宅の他、学生の就職・アルバイト・ボランティア支援窓口やCG・WEBクリエイター養成スクール等。分譲マンションは地上53階地下1階(82,500㎡)で高さは178m、665戸を予定。その他、多目的ホール「ナレッジプラザ」(350㎡)、シニア向け住宅・託児施設他の「ナレッジシェアコミュニティー」(4,800㎡)、スポーツクラブ(6,900㎡)、脳神経疾患専門病院(6,700㎡)、カーディーラー(1,200㎡)となっています。

 各施設の完成時期は、カーディーラーが2015年、ナレッジファーム・病院・スポーツクラブ・ ナレッジシェアコミュニティーが2016年、分譲マンション・ナレッジプラザが2018年を予定しています。

国道2号と駅前通交差点上部からみた「知の拠点」再生プロジェクトのイメージ

国道2号と駅前通交差点上部からみた「知の拠点」再生プロジェクトのイメージ

アストラム西風新都線、500億~570億円を見込む

2013年12月4日 水曜日

 12月4日に行われた都市機能向上対策特別委員会で、アストラムライン西風新都線の整備費について、コスト削減を検討した結果、500億~570億円程度になると試算しました(西広島ルート)。

 これまで検討してきたのは、急勾配を採用した場合①8%勾配での登坂能力、②ブレーキの安全性、③建設コストを削減できるかという点と、単線構造にした場合①輸送力の確保、②コストの削減。

 登坂能力については、故障停車した場合に救援可能かということが検討され、下り勾配方向へバックして客を降ろして空車状態にすることによって救援車を連結して8%の勾配を登坂可能であるとされました。また、救援車を全軸駆動化することによっても救援可能としています。ただし、後者の場合は車両コストが1編成8千万円アップします。
 ブレーキの安全性については、回生ブレーキが失効した場合の検討がされ、現状では走行速度を制限してもブレーキパッドの温度が許容温度を超え、走行困難とされました。ただし、必要な設備を設置すれば走行可能とされました。この場合、5億円程度の設備コストが発生します(西広島ルート)。
 急勾配を採用した場合の建設コストは、約15%~20%節約できるとされました。

 また、単線構造にした場合の輸送力の確保については、ピーク時の輸送力は2,574人/時が確保でき、予測の1,140人/時を超えるため輸送力は確保できるとされています(西広島ルート)。
 単線構造でのコストについては約20%~50%節約できるとされています。

 一方、事業費については西広島ルートが500億~570億円、新井口ルートが590億~715億円、五日市ルートが610億~715億円と試算されました。

事業の採算性については、西広島ルートがインフラ外部の設備更新費の2/3程度の補助が必要で補助額は30年間で約60億~75億と試算。新井口ルートと五日市ルートについては設備更新費を全額市が負担しても赤字になるとの検討内容となっています。
 

単線構造とした場合のコストの試算結果

単線構造とした場合のコストの試算結果

沼田スマートインター設置へ

2013年9月25日 水曜日

 山陽道沼田パーキングエリアにスマートIC(インターチェンジ)を設置する見通しとなりました。地域住民に理解を得た後、関係機関等で構成する地区協議会の議論を経て本年度内に連結許可申請に必要な実施計画を策定する予定。当初から24時間対応が考えられています。地域住民の利便性の向上、パーキングエリア周辺の活性化や災害時の代替えルートの確保、救急搬送時間の短縮等が期待されます。この整備に併せて関連市道の改良も行います。

 沼田パーキングエリアは広島ICから5.6㎞、五日市ICから4.9㎞、西風新都ICから5.9㎞と3つのICのほぼ中央にあります。利用車種はETCを搭載した普通車・軽自動車(車長6m以下)。事業費は20億円と試算しています。

 9月25日に開かれた建設委員会で報告されたもので、2014年度に事業着手し17年度の供用を見込んでいます(14年度=測量・実施設計、15~16年度=用地買収・工事、17年度=供用)。
広島市周辺では中国道の加計スマートIC、山陽道の宮島スマートICが整備済み。

沼田パーキングエリアにスマートICを整備する見通しとなりました。

沼田パーキングエリアにスマートICを整備する見通しとなりました。