10月29日(日)に広島駅自由通路が全面的に完成し利用できるようになりました。2012年に着工して5年で整備されたもので、新幹線口のペデストリアンデッキ(約37億円)や新幹線口広場(約20億円)の整備も含めて総事業費は188億円でした。自由通路の幅員は15m、総延長は180mで、24時間利用できます。また、同時に在来線の上空エリア(1700㎡)に22店舗の商業施設ekie(エキエ)が開業しました。さらに、新幹線の高架下エリア(7300㎡)に約80店舗が開店することになっています。
デザインのコンセプトは、天井は平和の香る白色を基調とした淡い上品な配色にして「折鶴」を連想させ、平和への願いが込められているとされています。
また、床面には「広島を流れる6本の川」や「鯉」、柱や壁には「折り」や「もみじ」をあしらって広島らしさを表現しています。
これまでは駅の南北移動は地下通路だけとなっていましたが、2階レベルで駅舎や自由通路、商業施設などが整備され、広島駅周辺の賑わいが加速することが期待されています。