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高陽可部線を重点整備路線に(決算特別委員会・建設関係)

2020年10月14日 水曜日

 10月14日に開かれた2019年度の決算を審査する決算特別委員会の建設関係の分科会質疑で若林新三議員は、①高速4号線の延伸と山陽道への直結ルート、②都市計画道路の見直しと高陽可部線、③自転車利用の促進、について取り上げました。

 ⓵については、若林議員が2016年の一般質問で高速4号線を延伸して山陽道と接続するよう提案していたもので、これまで国等と協議が進められてきました。現在、五日市インター接続経由ルートと直結ルートの比較検討が行われており、来年度には2つのルートの絞り込みが行われます。その後、環境影響評価などが行われます。

 ②については、現在、広島市は都市計画道路の見直し作業を行っており、優先して整備する「重点整備路線」を決めることになっています。そのため、高陽可部線の重要性を改めて指摘しました。高陽可部線の最後の工区は可部バイパスまで接続することになっています。

 ③については、自転車利用を促進するために自転車レーンの整備や歩道を利用した駐輪場の整備を求めました。

建設関係の質疑で高陽可部線の重要性を指摘する若林新三議員

高速4号線延伸のルート比較図

河井買収事件の金銭受領の説明求める決議を可決(第6回定例会)

2020年9月27日 日曜日

 第6回定例会が9月11日~25日に開かれ、26憶2,219万円の補正予算を決めたほか、サッカースタジアム建設に向けて来年度から2024年度にかけて257億400万円の債務負担行為を設定しました。補正予算の内、新型コロナウイルス対策は10億2,095万円。

 新型コロナウイルス対策では、住居確保給付金の追加措置などこれまでの施策の追加措置が主なもので、かかりつけ医などでの唾液によるPCR検査など検査体制も拡充されます。

 その他の事業については、国の補助内定に伴う補正が9億1,587万円、2018年の7月豪雨災害復旧が5億9,900万円、放課後児童クラブ開設準備に1億2,971万円などとなっています。

 若林新三議員は建設委員会でサッカースタジアム建設について未だ県と市の負担割合が合意できていないことについて取り上げ、来年度予算では合意するよう努力を求めました。
 

 また、市民連合と公明党は共同で河井議員の参議院選挙での買収事件で検察から現金を受け取ったとされた市議会議員個々人(13人)に事実関係を説明するよう求めた決議案を提出し、賛成多数で可決されました。

サッカースタジアム建設について県、市の事業費負担について発言する若林新三議員

サッカースタジアム整備に257億400万円

2020年9月11日 金曜日

 中央公園に整備するサッカースタジアムの整備に257億円を見込むことになりました。 サッカースタジアムは2024年度の開業をめざしています。

 サッカースタジアム本体の工事費が214億4,500万円、設計費が8億8,000万円、広場エリアの整備費に20億8,800万円、ペデストリアンデッキ整備に12億9,100万円を予定しています。

 整備の必要な財源については国庫補助金が78億8,000万円、寄附金63億円(エディオン30億円、マツダ20億円、商工会議所10億円、その他3億円)、市債27億1,000万円(使用料収入で償還)を見込んでいます。残りの88億1,400万円を県と市で折半するためそれぞれ44億700万円となります。

 21年度に設計、22~23年度の2年で建設工事を予定しています。

 概算事業費は当初190億程度とされていましたが、今年3月に精査の結果埋蔵文化財の発掘調査等を含めて230~270億円と発表されていました。

広島駅南口広場再整備のレイアウト

2020年9月3日 木曜日

 9月3日に開かれた都市活性化特別委員会で現在進めている広島駅南口広場再整備のレイアウト図が示されました。

 建て替えを進める新駅ビル(地上20階、地下1階、高さ約100m)はホテルやショッピングセンター、シネマコンプレックスなどで構成され、JRと広島市の境界付近まで広げます。新駅ビルの1階にはバスエリアの一部やタクシーエリアなども整備。2階には路面電車が直接乗り入れることになっています。

 人の動きの中心となる2階部分にはJR広島駅改札やAブロック(エールエールA館)、Bブロック(ビックフロント広島)、Cブロック(エキシティー)や新しく建て替えられる日本郵便新ビルなどを結ぶペデストリアンデッキが整備されます。

 駅前広場1階のバスエリアは現在の15バースを22バースに広げ、マイカーエリアは降車スペースの他駐車場を14台分整備(現在は50台)。タクシーエリアには現在と同様63台分のタクシープールを整備します。

駅前広場1階(バスエリア、タクシーエリア、マイカーエリア等)

駅前広場2階(路面電車、ペデストリアンデッキ、賑わい空間等)

桐原バイパス(第2期)が開通(8月9日)

2020年8月10日 月曜日

 8月9日(日)に安佐北区三入南の桐原バイパスが開通しました。当日は地元の皆さんによって開通式が開かれました。

 桐原バイパス(第2期)は2014年の8.20豪雨災害の「復旧まちづくりビジョン」に盛り込まれていたもので災害の際の避難路としても必要とされていました。

 全長は307m、総事業費は7億3千万円でした。2014年の災害以降に事業がスタートし、5年間の集中復興期間に整備することになっていました。

 当該場所はバス通りにもかかわらず、道は狭く普通車同士の離合も困難な状況でしたが、バイパスの完成により混雑が大きく解消されることになります。

8月9日、地元の皆さんによって開通式が行われました。