しんちゃんのメモ

サッカースタジアム、中央公園での整備費190億円

2017年12月1日 金曜日

 サッカースタジアム建設に向けて12月1日、都市活性化特別委員会に広島みなと公園、旧広島市民球場跡地、中央公園広場の3か所で整備する場合の事業費などの比較が報告されました。

 事業費については広島みなと公園が192億円、旧広島市民球場跡地が260億円、中央公園広場はスタジアム本体整備費が172億円、道路関連整備費が約12億円、その他広場の再整備等で数億円程度かかると見積もられており、合計190億円程度と試算されています。管理運営費は3か所とも2.6億円。

 集客予測は広島みなと公園が40万人。旧広島市民球場跡地と中央公園広場は45万人とされ、内訳はプロサッカーが1試合18500人で23試合、3万人規模の大型イベントの他、サッカー日本代表戦、アマチュアサッカー、ラグビー等となっています。

 中央公園広場では、一定のオープンスペースを確保しつつ、中央公園広場の魅力を向上するための整備等を行うことにより、サッカー以外での集客や賑わいの創出が期待でき、周辺地域を含めた中央公園の回遊性の向上にもつながるとされています。

 この比較結果に加えて中長期的なまちづくりの観点などからの検討を行い、広島県、広島市、広島商工会議所の3者で評価した上でサンフレッチェ広島の意見も聞きながら候補地を絞り込んでいくことにしています。

サッカースタジアムを中央公園広場に整備する場合のイメージ

広島駅自由通路が完成(10月29日)

2017年10月30日 月曜日

 10月29日(日)に広島駅自由通路が全面的に完成し利用できるようになりました。2012年に着工して5年で整備されたもので、新幹線口のペデストリアンデッキ(約37億円)や新幹線口広場(約20億円)の整備も含めて総事業費は188億円でした。自由通路の幅員は15m、総延長は180mで、24時間利用できます。また、同時に在来線の上空エリア(1700㎡)に22店舗の商業施設ekie(エキエ)が開業しました。さらに、新幹線の高架下エリア(7300㎡)に約80店舗が開店することになっています。

 デザインのコンセプトは、天井は平和の香る白色を基調とした淡い上品な配色にして「折鶴」を連想させ、平和への願いが込められているとされています。
 また、床面には「広島を流れる6本の川」や「鯉」、柱や壁には「折り」や「もみじ」をあしらって広島らしさを表現しています。

 これまでは駅の南北移動は地下通路だけとなっていましたが、2階レベルで駅舎や自由通路、商業施設などが整備され、広島駅周辺の賑わいが加速することが期待されています。

自由通路の完成に合わせて商業施設ekie(エキエ・第Ⅰ期22店舗)も開店しました。

新幹線口にはペデストリアンデッキも整備されました。

自由通路、ekie(エキエ)が完成

広島駅周辺エリア

児童相談所、子ども療育センター建替えのイメージ

2017年10月25日 水曜日

 広島市東区光町にある児童相談所とこども療育センターの建替えで、建築計画が明らかになりました。東区光町2-15の現在地に建替えるもので、延べ床面積は現在の9,678㎡の2倍以上となる21,989㎡になります。総事業費は117億円。2023年度内の完成をめざしています。 

 児童相談所、子ども療育センター、併設施設等を整備するもので、主な施設の延べ床面積は次のとおりです。

 児童相談所     1,256㎡(現在)⇒3,235

 子ども療育センター 8,422㎡(〃) ⇒14,838

   療育相談所      4,146㎡(〃)⇒6,099

   児童発達支援センター 1,832㎡(〃)⇒4,862 (育成園、二葉園、山彦園)

   児童心理治療施設   2,444㎡(〃)⇒3,877 (愛育園)

 併設施設        1,567

 駐車所(ピロティー部分)2,349           

 

 その他、運動場や駐車場(104台)、駐輪場(60台)等を整備します。

 

 現在地で建替えることから仮移転等の関係で、第Ⅰ期、第Ⅱ期、第Ⅲ期に分けて工事が進められます。

最初に育成園、山彦園の仮移転が行われ、第Ⅰ期で愛育園を解体して南棟を新設し、愛育園を移転。第Ⅱ期で本館機能と二葉園を解体して北棟を新築し、本館機能と二葉園を移転します。第Ⅲ期に中央棟を新築し、育成園と山彦園を移転させることにしています。第Ⅰ期が2019年度内、第Ⅱ期が2021年度内、第Ⅲ期が2023年度内の完成をめざします。

児童相談所、こども療育センター建替えのイメージ図。2023年度内の完成をめざしています。

児童相談所及び子ども療育センター建替えに係る基本設計1

児童相談所及び子ども療育センター建替えに係る基本設計2

中央公園でのサッカースタジアム整備で地元に回答

2017年9月5日 火曜日

 中央公園でのサッカースタジアムを検討していることについて「基町の明日を考える会」からの質問書に対して広島県知事、広島市長、広島商工会議所会頭の3者が8月29日に回答しています。

 

 その中で、中央公園が候補地となった経緯を説明するとともに、仮に整備する場合の施設配置例を示しました。それによると中央公園の中央よりやや東側に整備し、東側の広高の森や鯉城の森の一部、噴水、記念碑等はそのまま残されることになっています。(以下は回答の要旨)

 住居環境等への影響への対策については、騒音対策として、①観客席全面を屋根で覆う、②防音性の高い扉やサッシを採用、③21時以降の鳴り物応援の禁止、④地元チーム用のサポーターズシートを南側に設ける、⑤場内アナウンスの音漏れを防ぐため音が広がりにくいスピーカーの採用、を講じます。

 渋滞、違法駐車対策としては①一般観客用の駐車場を整備せず、公共交通の利用促進を行う、②送迎車の停車抑制のため必要な場所に警備員を配置、柵の設置、③違法駐車抑制のため警備員を配置。

 地元住居環境に配慮するため①基町住宅地区内への自動車の不必要な侵入を防ぐため、地区周辺に警備員を配置、②基町住宅地区内への観客の不必要な侵入を防ぐため北方面から徒歩で来場する人について必要な場所に警備員を配置、③ピーク時の歩行者を円滑に処理するため54号及び城南通りを横断する歩道橋の設置、④ごみの投げ捨て防止のため、スタジアム内でのごみの回収の徹底、周辺歩道の清掃の徹底、⑤観客が試合前後にスタジアム周辺で騒ぐことがないよう警備員を配置。

 小学校・保育園・幼稚園への影響に配慮するため、保育所付近に警備員を配置。

 また、騒音対策、渋滞対策など住居環境等の対策については施設管理者と周辺住民が協議をするための場を設ける、としています。

 

 一方、中央公園広場は景観に優れ、市民の憩いの場であるとともに地震、津波、大規模火災の指定緊急避難場所としての機能を有しており、この機能を維持し、施設内に備蓄倉庫等の各種防災機能を整備するとしています。

 施設配置については①スタジアムを東側に寄せることを基本に、西側にオープンスペースを確保する。②オープンスペースをどうするかは要望等を聞きながら検討する、③ビオトープなどの施設は広場内で移転させるなどスタジアムの形状等に応じた整備を行う、④スタジアムに市民や地域住民が活用できる機能を持たせるよう、要望等を聞きながら検討する。

仮に中央公園にサッカースタジアムを整備する場合の施設の配置例

アストラムライン、2019年度から新型車両導入へ

2017年7月14日 金曜日

 広島高速交通株式会社は2019年度から順次アストラムラインの新型車両を導入することを決めました。

 開業から23年が経過し、車両が老朽化してきたことからアストラムライン全24編成を1期と2期に分けて新型車両に更新するものです。当面、1期分として11編成を2019年度から2025年度まで順次更新します。 

 新型車両はこれまでのアストラムラインのイメージやカラーなどを継承しつつ、新しさを感じさせるデザインとされています。 

 また、新型車両は子育て・福祉に配慮するとともに、次のとおり快適性や安全性の向上、省エネルギーにも配慮するとしています。

 快適性の向上⇒新型シートや効率的な空調整備

 安全性の向上⇒扉引き込みや戸鋏みに対する安全性に配慮した乗降扉

 省エネルギー化⇒軽量化やリサイクル性を考慮したアルミ車体の採用

2019年度から新たに導入されるアストラムラインの車両